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【8/11更新】人と技術によってサウンドを追求し、”戦闘力”という命が吹き込まれたギター | Providence dS-205SMSV/SI-S BIM【信州ギター祭り2025】

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【8/11更新】人と技術によってサウンドを追求し、”戦闘力”という命が吹き込まれたギター | Providence dS-205SMSV/SI-S BIM【信州ギター祭り2025】

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

その1・工場・制作者の紹介

高い技術力とマテリアルで”良い音”を追い求め続けるProvidenceギター

Providence dS-205RSV/LTD Ocean Turquoise Metallic

Providence は現場ミュージシャンを始め、多くの”良い音”を追い求めるユーザーから支持されるメーカーです。ケーブルやエフェクターなどは長年愛用しているファンも多く、”良い音”を追及することに余念はありません。

そんなProvidenceから生み出されるエレキギタープロダクツの多くは長野県でハンドメイドされる「信州ギター」となります。

数々のギターを製作、修理をおこなってきた熟練した職人が集う長野県の工房にて木工から製作され、ボディのライン、そしてネックの触り心地までこだわり尽くしたクラフト技術の高さを感じることができます。

Providence dT-206RN Ocean Turquoise Metallic

Providenceのギターを知る上で絶対に切り離せない、”ギターセットアッパー”第一人者 志村 昭三氏

プロフィール

ギターセットアッパーの草分け的存在であり第一人者、志村昭三。今剛、松原正樹など、数々の日本のトップ・ギタリストのギター・テクニシャンとしてコンサートツアーやレコーディングに参加。プロビデンスのギター/ベース開発においては”戦闘力”という合言葉のもと、企画の段階から参画し、使用する材やパーツの選定と生産の最終段階でのチェックとセットアップを担当する。

Providenceギターのクオリティの高さを担保するうえで間違いなく切っても切り離せないのがギターセットアッパー志村昭三氏の存在です。

数々のアーティストのステージをサポートするギタリスト、今剛氏をはじめ、松原正樹氏など第一線で活躍するミュージシャンのギアを独自の理論と経験でセットアップし、現場でも活きる「弾きやすさ」と「サウンド」は彼らからの厚い支持を誇ります。

Providenceのギターは、そんな長年の経験を培い現場を知り尽くした志村昭三氏によって監修され、木工・組込みを経たギターは志村氏の手によって、独自のナット調整、弦高調整、ピックアップ出力調整、されには細かなビス調整に至るまでの抜群のセットアップが施され完成します。これにより弾きやすい弦高、伸びのあるサステイン、ハリのあるサウンドなどギターへ大きなメリットをもたらし、Providenceのギターが今日まで大きな評価を得ている要因となっています。

信州ギター祭り2025 展示モデルにも施される、”志村流セットアップ”

信州ギター祭り2025で展示予定のモデルには全て志村氏によるセットアップがおこなわれます。

会場では”志村流セットアップ”の真髄をご堪能いただくことができ、”セットアッパー”によりセットアップされたProvidenceのギターがどれほど弾きやすいのか、そしてそのサウンドがどれほど素晴らしいのか体験いただくことが可能です。

ぜひProvidenceブースへお越しください。

次回は「信州ギター祭り2025」オーダーモデルのギターマテリアルをご紹介いたします。

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その2・材料についての紹介

ボディマテリアル

Providenceギターの多くはアルダー材が使用されています。アルダーは中低域にサウンドの要があり、しっかりとした芯のあるサウンドキャラクターが特徴的です。

また、工房でチョイスされるProvidenceギターのアルダー材はしっかりと計量をおこない、比較的軽量のものが選定されます。重量があるものプレイにも影響が出ますのでこのあたりは現場ミュージシャンを意識したProvidenceならではといったところでしょう。


また、知る人ぞ知るこだわりとして、ストラトキャスターモデルは一般的なストラトキャスターボディよりも2mmボディ厚を薄くしています。その分ブリッジに組み込まれるトレモロブロックは通常のサイズではうまく入りきらなくなってしまうのでGOTOH製特注のTブロックが組み込まれています。

ネックマテリアル

信州の工房で製作されるProvidenceギターのネックは熟練した職人の手による抜群のクラフト技術によって非常になめらかな、プレイアビリティの良い形へ成形されています。指板にはローズウッドやメイプルを採用。そしてメンテナンス性も良くサウンドが明瞭になる「ステンレスフレット」を採用。指板は9.5インチラジアスのカーブでモダンなプレイスタイルにも対応するネックに仕上がっています。

ピックアップ・電装系


ピックアップ、電装系はProvidenceならではのこだわり。志村氏監修のオリジナルピックアップを搭載。

画像は既存のdS-205RSV Ocean Turquoise Metallic。信州ギター祭りオーダーモデルも同配列のピックアップとなっています。


信州ギター祭りオーダーモデルはミニハムバッカーをフロントに搭載したHSHストラトキャスターモデルが目玉です。ピックアップカバーがなぜこのような仕様になっているのかは敢えてご紹介いたしませんので、ぜひ現地でご確認いただきProvidenceのピックアップを感じてみてください。

その他、CTSのポット類や電装系パーツは全て志村昭三氏監修による特注パーツなどを使用したこだわりのマテリアル。

HSH配列のストラトキャスターだけではなく、3シングル配列のストラトキャスターや2シングルテレキャスターなどのモデルも展示予定ですので、ぜひ当日はブースへお越しください。

まとめ

Providenceギターの全ては志村氏が監修した仕様でこだわりの木材を熟練した職人により加工し、同じく特注パーツ類を使用した、”志村昭三”のスピリットが吹きこまれたプロダクツとなっています。

次回は今回オーダーしたモデルの塗装についてご紹介いたします。カラーもお披露目予定ですので乞うご期待ください。

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その3・塗装についての紹介

Providence極薄ラッカー塗装の魅力と信州ギター祭りオーダーモデルの塗装

今回はProvidenceギターの塗装についてご紹介いたします。

Providenceのギターの塗装は国内の塗装職人によって綺麗に彩られます。また、その塗装は「極薄ラッカー塗装」となりグロスフィニッシュのギターよりも塗膜が薄くボディ材の鳴りを最大限活かすことができ、この極薄ラッカー塗装がProvidenceギターの鳴りの良さの秘密の1つとなっています。

さらにボディには通常ライトレベルのレリック加工が施され、ほどよくエイジドされた上品なヴィンテージ感を演出しています。

信州ギター祭りオーダーモデルの塗装について

お待たせいたしました。今回「信州ギター祭り2025」にてオーダーしたショーモデルの中から、「dS-205SMSV」をご紹介いたします。

BIM(ブルーアイスメタリック)


通常ラインナップにはないカラーBIMをショーモデルとして採用。エレキギターの中でも人気のカラーであるアイスメタリックカラーですが、通常とは塗装の雰囲気、レリックの雰囲気を少し変えた特別仕様となります。

ぜひ会場にてお近くで手に取ってProvidenceギターの塗装もご覧ください。

次回はいよいよ最終回。

完成したショーモデルの「dS-205S/MSV」の全貌をご紹介いたします。乞うご期待ください。

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その4・ついに完成

今回はいよいよ最終回です。

お待たせしました、ついにお披露目とさせていただきます。

Providence dS-205SRSV/SI-S Blue Ice Metallic

いかがでしょうか?非常にクールで美しい仕上がりとなりました。

ここでこちらのモデルの特徴をざっくりとご紹介いたします。

①信州工房でのハンドメイド

この記事でもご紹介させていただいております通り、信州のギター工房にて非常に丁寧なクラフトがおこなわれており、流れるようなボディ、ネックフィーリングまで「信州ギター」らしいハイエンドなクオリティへと仕上がっております。

②志村昭三氏によるセットアップ

圧倒的な弾きやすさを実現しプロ現場のミュージシャンからも厚く支持される志村昭三氏が、これまで培った知識と技術、そして情熱を惜しみなく投入しセットアップされています。ぜひ当日はセットアッパーとしてのこだわりを感じてみてください。

③ステンレスフレット

メイプル指板のネックにステンレスフレットを採用しており、メンテナンス性の向上はもちろん、弾きやすさや音の立ち上がりにも優れております。

④Providenceこだわりのピックアップ、パーツ

ピックアップ配列はmH/S/Hとなっており、ProvidenceオリジナルのeXII-MH1CT1(フロント)、eXII-S22(ミドル)、eXII-H3CT3(リア)とフロントにミニハムバッカーを搭載しております。シングルコイルらしさを失わずにファットなフロントサウンドになるため、リードプレイやバッキングプレイまで幅広くご使用いただけます。また、ボディ厚は通常のストラトよりも2mm薄いため、特注のGOTOH製ブリッジを搭載。その他CTS社製ポッドなどもProvidence特注のものを使用しています。

⑤多彩な回路

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、通常のdS-205とは異なり、ミニスイッチを搭載しています。このミニスイッチのON/OFFで、コイルスプリットが可能となります。これによりサウンド幅が拡大、9通りのサウンドキャラクターを切り替えることが出来ます。あらゆるジャンル、サウンドも実現できるユーティリティーのあるサーキットです。

⑥通常とは異なるラッカーフィニッシュ

通常のdS-205とは異なる極薄ラッカー塗装でフィニッシュしております。レリックの雰囲気がレギュラーモデルと異なるため、また違った風合いをお楽しみいただくことが可能です。ぜひお近くで手に取ってみてください。

以上、「信州ギター祭り2025」Providenceオーダーモデルのご紹介はこれにて終了となります。

当日は各ブース素晴らしいモデルが多数展示される予定です。ぜひProvidenceブースにもお越しいただきギター祭り当日を心行くまで楽しんでください。

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