【8/21更新】General J/5 MUTILAYER“ヴィンテージとモダンの融合” RED HOUSEオーダーギター・ベースの紹介

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【8/21更新】General J/5 MUTILAYER“ヴィンテージとモダンの融合” RED HOUSEオーダーギター・ベースの紹介

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

長野県塩尻市に工房を構える、国内屈指の技術力を誇るRED HOUSE(レッドハウス)。
「信州ギター祭り 2025」の開催にあたり、今年も同工房とタッグを組み、オーダーメイド製作を行いました。

今回から4回にわたって、その製作の様子をご紹介していきます。
初回となるVol.1では、RED HOUSEの工房と代表者、そしてオーダーしたギター・ベースについてお伝えします。

その1・工場・制作者の紹介その1・工場・制作者の紹介

RED HOUSEとは

RED HOUSEは、1987年に長野県塩尻市で創業されたギター工房です。

代表兼マスタービルダーの石橋 良市(いしばし りょういち)氏が、自らの手で1本1本丹念に仕上げるギターは、高い精度と演奏性で知られ、多くのプロ・アマ問わずギタリストから信頼を集めています。

代表 石橋 良市氏について

石橋氏は1961年生まれ。
高校時代にロックとギターに出会い、その影響からクラフトマンを志します。
卒業後は松本市の「原山ギター製作所」で修行を積み、1987年に独立し、Red House Guitarsを設立。
工房名の「RED HOUSE」は、石橋氏が敬愛するジミ・ヘンドリクスの楽曲『Red House』に由来しています。
その名の通り、ロック・スピリットとこだわり抜かれたクラフトマンシップが根付いた工房です。

製作に込めたこだわり

RED HOUSEでは、「楽器に不安を持たず、音楽を心から楽しんでほしい」という想いのもと、演奏者のストレスを取り除く弾き心地と完成度を徹底的に追求しています。

すべての構造において高精度な設計・加工が行われており、特にネックに組み込まれるトラスロッドキャビティは、ガタつきを完全に排除。これにより、演奏時にネック内で生じる不要な共振を抑え、クリアな響きを実現しています。

また、Head Vibration Controllerと呼ばれる独自構造が有名ではないでしょうか。
ヘッドの余分な振動が抑えられるため、タイトなサウンド、ヘッドの共振を抑えてデッドポイントの減少、ヘッドで振動エネルギーを消費しないことによるサスティーンの向上を実現するRED HOUSEならではのポイントです。

オーダーしたモデル

General J/5 MUTILAYER

「ベースと言えば4弦」いうイメージもあるかもしれませんが、昨今では5弦ベースも市民権を得てきた印象があります。
また、これまでの信州ギター祭りでも5弦ベースは登場していましたが、マルチレイヤーの5弦ベースはどうでしょうか。

マルチレイヤー特有の激シブなカッコよさ。
今回オーダーするにあたり、今まで意外と無かったカラーでマルチレイヤーをオーダーする事になりました。

さて、どんなカラーを組み合わせたのでしょうか。
塗装は次回に紹介させていただくとして、今回はヘッドをお見せしちゃいます。

既にカッコイイですね。

最後に

RED HOUSEは、“楽器に向き合うすべての演奏者”が「自然体で演奏を楽しめる」ことを大切に、楽器製作に取り組んでいます。その精緻な技術と情熱は、塩尻の地から全国の音楽ファンに届いています。

次回Vol.2では、オーダーされたギターとベースに使用される「材料」について詳しくご紹介します。
どうぞお楽しみに!

ご覧いただき、ありがとうございました。

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その2・材料についての紹介

ボディ材

こちらのモデルのボディ材はアルダーを使用しています。

ギター・ベースのボディ材においてアルダーは王道ですね。

このモデルは5弦ベースですので、一般的な4弦ベースに比べて多少大き目なボディとなります。

大き目なボディとなりますと、それに伴い重くなります。

軽すぎると音色も軽くなってしまいますし、あまり重すぎると演奏中に疲れてしまいます。

軽すぎず、重すぎず、それでいて立って演奏した際のバランスはしっかり保たれている、そんなベースを目指してアルダーを採用致しました。

※本機は画像とは別のボディ材を使用し製作しております。

ネック材

ネック材は前回の記事でちょこっとだけお見せした通りメイプルを採用しています。

5弦ベースの張力にしっかり耐えれる頑丈なネックです。

指板材

こちらも前回の記事でちょこっとだけお見せした通りローズウッドを採用しています。

5弦ベースに興味は有るけどつけいこなせるか不安、という方も少なくないと思いますが、そういう方にこそ一度手に取っていただきたい本機。

Low-Bの迫力とカッコよさ、そして素晴らしい弾き心地を是非味わってみてください。

完成が待ち遠しいですね。

さて、次回は塗装についてご紹介します。

どうぞお楽しみに!

ご覧いただき、ありがとうございました。

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その3・塗装についての紹介

今回は本機の塗装を紹介致します。
塗装とは正にベースの顔であり、ベースの第一印象を決定付ける大事な要素です。

皆さまはマルチレイヤーという塗装をご存知でしょうか。
ボディ表面の塗装が使用により剥げていき、下から別の塗装が見え隠れする塗装方法の事です。
この激シブ塗装が好きな方は多くいらっしゃるのでは無いのでしょうか。

この塗装方法を作り上げるには

  1. 実際に弾き込む
  2. 塗装をワザと剥がす

の2通りになるかと思います。

本機は②の方法を採用しております。

②の塗装を剥がす方法は熟練の技とセンスが必須になります。
と言うのも、ただ雑に剥がせば良いのではなく、如何に自然に、ワザとらしくなく、それでいてカッコよく剥がしていくかが勝負だからです。

それらを踏まえたうえで本機のボディを見てみましょう。

どうですか。
カッコイイでしょ。
意外と市場に出回っていない爽やかなブルーの下から覗く激渋サンバースト塗装。

ボディ裏やボディサイドも抜かりないです。
細かなウェザーチェックの入り方も最高です。

さて、次回はついに完成した実機の画像を公開いたします。
このカッコイイボディにパーツが組み込まれていきます。
完成が待ち遠しいですね。
どうぞお楽しみに!

ご覧いただき、ありがとうございました。

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その4・ついに完成

今回はついに完成した本機のお披露目致します。

早速ですが、完成したものがコチラです。

本機の最大のアピールポイントのマルチレイヤー。

本機は立って演奏した際のバランスも非常に良く、まさに実践向けです。
4弦ベースから持ち替えても違和感なく馴染んでくれるネックシェイプは正に神業です。

気になる方は会場で是非持ってみてください。
百聞は一見に如かず、最高の1本です。

さて本機は9/27.28に開催予定の信州ギター祭り2025に出展予定です。
もちろん事前販売も行っております。

本機の詳細&事前販売はコチラから⇩

今回のギター祭り用特別モデル。
ここ以外で見かけることはきっとないでしょう。

全4回に渡ってお送りさせていただきましたが、本機の魅力はお判りいただけたでしょうか。
写真や文章だけでは伝わり切れない魅力がたっぷり詰まった本機を是非会場へ見に来てください。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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