こんにちは。島村楽器イオンモール日の出店の西田です。Sugi Guitarsの信州ギター祭り2025限定モデルについて紹介していきます。
DS496E 24F EMEX/ASHはアッシュ材にエボニー指板を使い、とにかくドンシャリサウンドを追求した1本です!
その1・工場・制作者の紹介
「Sugi Guitars」とは


歴史について
メジャー・ギター・メーカーに於いて、40年以上にわたり著名アーティスト達へのギター・デザイン、製作、メンテナンス等に携わってきた杉本眞が、そこで培ってきたギター製作への高度な知識と技術、そしてギター・ビルダーとしての類い希なセンスをもとに、2002年6月「スギ・ミュージカル・インストゥルメンツ有限会社」を発足「SUGI GUITARS」の工房としてスタートしました。(※メーカーサイトより)
杉本 眞氏について
「Sugi Guitars」を語る上で、紹介しなければならないのは、創始者でありマスタークラフトマンの「杉本 眞」氏です。

ギターマニアの方であれば、知らない人はいないでしょう!
Fender社の技術停滞期に技術指導者として参加されたりや、今では主流となっている木材をいち早く取り入れるなど、ギター製作におけるレジェンドです。
メーカーのポリシーについて


「Sugi Guitars」では『あくまで楽器は道具』という考えを長年大切にされています。
例えば、目新しい木材や技術、異業種とのコラボを行う際、目先の利益にとらわれず、楽器として自信をもって提供できるかどうかを第一に検討されます。その結果、納得のできるものにならない場合は、お断りするとのこと。
ギタリストが心置きなく使用できることをポリシーにしているからこそ、誰しもが納得し憧れるギターを提供することができるのです!


今回私が工房の方にお邪魔した際も、技術者の方々の思いやこだわりを聞かせていただきました。
特に、お客様のギター調整を行う際に、お客様の要望だけでなく、普段演奏する曲やスタイル、使っているピックまでを把握し、最適な調整を行うというお話がとても印象に残っています。
その2・材料についての紹介
木材保管庫へ潜入!


まずは木材保管庫にお邪魔しました。とてつもない数の木材達!何時間でもいれそうです。
杢目の綺麗な木材や普段聞き馴染みのない希少な材までストックされています。
この中からビビッときた木材を選ばせていただきました。
EM-EX【エキゾチックメイプルーエクストラグレード】

トップ材にはエキゾチックな杢目を放つEM-EX材を使用!その中でも一際杢目の美しい材を選ばせていただきました。
立ち上がりが早く明瞭で切れ味のあるサウンドが特徴です!!
その他、ボディにはアッシュ材、指板にはエボニー材を使用。どちらもレスポンスの早い木材として高い評価を得ています。
とても珍しい組み合わせですが、レスポンスの早さに優れた究極のドンシャリサウンドギターを目指して作りました!
その3・塗装についての紹介

「Sugi Guitars」では、イメージとなる風景や写真からインスピレーションを得て塗装いただくことができるとお伺いし、
私が生まれ育った「佐賀県」の街並みをテーマに塗装をお願いいたしました。
こちらのギターは夕暮れ時の昇開橋の写真をもとにデザインいただいたカラーです!
哀愁のある渋いギターに仕上がりました。もととなった写真はぜひ会場でお見せいたします!