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【コラム】脱初心者!アルペジオ奏法を身につけよう!

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【コラム】脱初心者!アルペジオ奏法を身につけよう!

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

アコースティックギターやエレキギターを始めて1~2か月経つと、少しずつコードでの演奏ができるようになってくると思います。

今回は脱初心者への一歩としてコードでの演奏と同じくらい多用される「アルペジオ奏法」を身につけていくためのコツをご紹介いたします。

アルペジオ奏法を身につけられると演奏の幅もグッと広がり、更にギターを楽しむ事ができるので是非チャレンジしてみてくださいね。

アルペジオ奏法とは?

①コードのタブ譜表記



②アルペジオのタブ譜表記



アルペジオは日本語では「分散和音」と称され、和音(コード)を一音ずつ鳴らす奏法の事を意味します。

バンドスコアなどではコードストロークで演奏する場合は①の画像のように、アルペジオで演奏する場合は②のように表記されます。

右手の構え方

左手は基本的にコードストロークで演奏する際と押さえ方は変わりません。
右手はピック使用の有無によって若干ですが変わりますのでご紹介していきます。

ピックを使用する場合


ピックを使用する場合はコードストロークをする際と基本的には同じですが、ピックの先端に近い部分を持つようにすると弦と指の距離が近くなるので演奏がしやすくなります。


また、薬指や小指をボディの上に置き、支えにする事でスムーズに演奏をする事ができます。

指弾きの場合


構え方は親指を5弦の上あたりに置き、人差し指~小指は軽く握った形にします。

構える際に手首はなるべく弦に近い位置で平行になるようにします。

このように手首が曲がってしまうと必要以上に力が入ってしまい、演奏がしにくくなってしまいます。

ピックと指弾きを組み合わせる場合


チキンピッキングやハイブリッドピッキングと呼ばれる事もある演奏方法で、こちらは少し難易度が高いです。

今回はアルペジオ奏法の基本を身につける事が目的ですので詳しくは割愛しますが、興味がある方は調べてみてくださいね。

アルペジオ奏法実践




今回は先日発売したばかりの『弾ける!歌える!アコースティックギター曲集④~アニソン集~』に収録されている曲の中から LiSAさんの『炎』のサビ部分を題材にしました。

上の画像のように初心者の方にも演奏しやすいコードアレンジ、使用するコードの押さえ方と見やすい楽譜構成ですのでオススメの一冊です。

まずはコードストロークで演奏してみるとこのような感じです。

それでは次にアルペジオでの演奏をしてみたいと思います。

❶コードをルート音から順番に鳴らす

演奏方法が違えど、鳴らす音はコードストローク時と同じです。

コードを押さえて、まずはルート音から順番に鳴らしてみましょう。

演奏動画のタブ譜の一部ですが、このように演奏しています。

ピッキングはダウンのみで構いませんので一音一音ハッキリ鳴るように意識します。
原曲と同じテンポが難しければテンポを落として、ゆっくり練習してみましょう。

ルート音について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
【コラム】コードで曲を演奏できるようになるコツ ~パワーコード編~

❷アップピッキングを組み合わせた練習

少しずつ慣れてきたら、アップピッキングを組み合わせて練習してみます。

ここでも早く演奏する事よりも、ダウンとアップの音量差や同じスピードで演奏できているかを大事にしましょう。

ちなみに、ピックを使わないで演奏するとこのような感じになります。

覚えると格好良い!アルペジオ奏法パターン

アルペジオの基本は上記実践の❶、❷をまずは繰り返し練習してみましょう。

以下では次のステップとして、よく曲を演奏する中で出てくるアルペジオのパターンを2種類紹介いたします。

コードストロークなどと組み合わせると、かなり曲の雰囲気を深くアレンジする事も可能になります。

⒈ ストロークとアルペジオを組み合わせたパターン




こちらは曲のイントロなどでよく聴く事ができるパターンですので、今回もイントロで実演していきたいと思います。

まずは全てストロークだとこのような感じです。

続いて組み合わせたパターン。

一拍目はコードストローク、二拍目からアルペジオになります。
ストロークと組み合わせて演奏するのでピックを使用して演奏するのがオススメです。


ちなみにタブ譜だとこのような書き方がされます。

⒉ 1小節で1つのコードを鳴らすパターン





こちらは曲のサビ前など、少し落ち着いた雰囲気を出したい際などに聴く事ができるパターンです。
今回はBメロで実演していきます。

まずは全てストロークだとこのような感じです。

続いて組み合わせたパターン。

一拍目のルート音を響かせたまま演奏する事でコード感が失われず、弾き語りにもマッチしたりバンドのボーカルさんが歌いやすいアンサンブルが作れます。


タブ譜にするとこのような書き方になります。

ここで紹介したパターンは他の曲の演奏でもバッチリ使えますので、ぜひ皆さんが練習中の曲でも試してみて下さいね。

使用教材の紹介

**弾ける!歌える!アコースティックギター曲集④~アニソン集~


販売価格 ¥660(税込)

特徴

  • かんたんコードアレンジを採用
  • ストローク奏法がマスターできる
  • コードチェンジに合わせた歌詞表示
  • 初心者も安心!コードダイヤグラムの写真入り

収録曲一覧(曲/アーティスト)

  1. 花に亡霊/ヨルシカ
  2. インフェルノ/Mrs.GREEN APPLE
  3. ハルノヒ/あいみょん
  4. アカシア/BUMP OF CHICKEN
  5. 廻廻奇譚/Eve
  6. 打上花火/DAOKO×米津玄師
  7. やさしさに包まれたなら/荒井由実
  8. 轍〜Wadachi〜/SPYAIR
  9. 残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
  10. 炎/LiSA

撮影機材



映像と生音の収録はSHUREのMV88+Video Kitを使用しました。
ステレオの小型コンデンサーマイクとスマートフォンを固定する三脚など必要なアイテムがセットになっており、気軽に高音質な録音・録画が可能です。

接続するだけでも高音質な収録が可能ですが、専用のアプリ内でマイクの設定を細かく設定も可能です。

販売価格 ¥31,680(税込)

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