皆さんこんにちは!
ギタセレ中の人です。
連載記事【ギターを趣味にしよう!】。
四つ目の記事となります。
初回にも述べましたが、ギターを始めるには少しお金がかかります。
極端に言いますと、ヴォーカルは身体ひとつで始められますし、ドラマーはスティック1ペアあればとりあえずスタート地点に立てます。
しかしギターはそうはいきません。
購入する際に予算があると思います。
ギターは本体があっただけではスタートするのはできない、と考えて良いです。
それでは、必要なものを揃え、残った金額がギターに使える金額だね、というのが今回のテーマです。
前回の記事でご紹介した「初心者セット」に入っているギター以外のものを、必要な度合いを★の数で三段階に分けてご紹介していきます!
必要レベル: ★★★ 絶対に必要です!
チューナー

ギターの弦を正しい音程が出るように合わせるための道具です。
音程を合わせることを「チューニング」と言います。
日本語では「調律」と呼ばれます。
ピアノなどと違い(ピアノの調律は半年〜一年おきに行うことが推奨されています) ギターのチューニング(調弦)は演奏することや温度/湿度の変化によって狂ってしまいやすいので、都度チューニングする必要があります。
また、こちらもピアノと違い(ピアノの調律は基本的に調律師さんが行います)演奏者自身が行うことが普通です。
この「音を合わせる」という作業が大切で、耳を鍛える(正確な音程を把握できるようになる)一因となります。
自宅で練習するために使用するアンプにチューナーが内蔵されているものがあります。
またスマートフォンのアプリでチューナーとして機能するものは無料で多くあります。
しかしこれらはチューナーが手元に無い時の代用品と考え、ギターにセットしておいてチューニングをいつでも行えるような専用チューナーを用意してください。
昔はアナログ式(実際に針が動いて音程を示す)たっだチューナー。
今はほとんどがデジタル式です。
管楽器とコントラバスの演奏もしていた中の人、チューナーはこだわってアナログ型でしたが(先輩に言われたから)、昨今ではアナログ式はとんと見かけなくなりましたね…。
ピック

※島村楽器オンラインストアでは30枚セットでの販売となりますが、店頭では1枚単位で販売していますので是非お越しくださいませ。
メーカー | HISTORY |
型名 | HP4H |
カラー | BK |
販売価格 | ¥110(税込) |
JANコード | 4514812050994 |
弦を弾いて音を出すアイテムです。
中にはピックを使わずフィンガーピッキングで最高な演奏を聴かせてくれたジェフ・ベックのようなギタリストもいますが…。
まずはピックを用いた弾き方を練習するのが基本です。
ピックには形や硬さ(厚さ)がありますが、トライアングル型かティアドロップ型、いずれかのHARD(厚さ約1.0mm)を始めに選ぶのが良いと思います。
が!
便利なものがあるんですよねぇ。

これを買えば自分に合ったピックを見つける近道になります!
ストラップ

「家で座って弾く分にはストラップは後で買ってもいいでしょ?」なんておっしゃる方もいらっしゃいますが…。
中の人、声を大にして言わせてください。
ストラップは最初から用意してください!!!
何事も姿勢が大切。
初めは正しい姿勢をとることが難しいと思います。
そこで、座って弾く時も立って弾く時もストラップを使い、楽器の位置を安定させて練習してもらいたいのです!
「Fの壁」で挫折してしまうのはストラップを使用することで減るのではないか、と考えます。
好きなデザインのものを見つけることも楽しみ & モチベーションアップの方法。
必要レベル: ★★ これはあったほうがいいでしょう
スタンド

ギターはご覧の通り、縦(横?)に長く平たい楽器です。
弾かない時には壁などに立てかけたり、ベッドの上に寝かせたりしてしまうことがあります。
これが危ない!
ギターは真四角ではないので立てかけると安定せずに倒れやすいですし、寝かせて踏んでしまったりしたら大変です。
ひどい時にはネックが折れてしまったりすることも…。
こちらのブログをご覧いただければ被害の甚大さを窺い知ることができると思います。
見ているだけで痛々しい…。
というわけで、スタンドは是非用意してあげてください。
スタンドがない場合は弾き終わったらケースの中へ。
※ギターケースはギター本体に付属していることが多いですが別売な場合は準備する必要があります。
購入する際にご確認くださいませ。
お手入れ用クロス

買ったばかりのギター。
可愛くて仕方がないですよね。
弾くと汗や指紋でどうしても汚れてしまいます。
弾いた後はしっかり磨いてあげましょう。
磨いているうちに愛着がより湧くというものです。
教則本

ホームページやYouTubeなどでギターが学べるようになった現代。
しかし!
本があって自分のペースで練習するのが効率的な方法です。
最近販売されている教則本は実際に引いている様子をYouTubeで観られたりするので、
- 音を聴きながら
- 動きを見て
- 教則本でコツを確認する
という方法が取れます。
必要レベル: ★ 予算があれば最初に買いましょう
アンプ

上記★★★と★★を買うと最低限のギターの練習はできます。
しかし!
みなさん、出したいですよね、エレキギターの音!
この音ですよね。
これをやりたいためにギター買うんですから。
シャラシャラな生音だけでは物足りません…。
※生音で練習することによって得られることも多いので大切です
エレキギターの音を出すためには最低限アンプは必要です。
エフェクターが搭載されていて多彩な音が出るアンプも多数あります。
「エフェクターって何?」という方は下記リンクの記事ご覧くださいませ。
エレキギターを弾く上でほぼ100%お世話になると思います。
これは中の人が30年ギターを弾いてきた経験から得た教訓なのですが…。
エレキギターの音の良し悪しはアンプで決まります!
そして、ギターを弾くのが楽しくなってくると、ギター本体は買い替えたり買い増したりすることが多いですが、自宅練習用のアンプは買い替えないことが多いです。
ということで、自宅練習用のアンプには多少多めにお金をかけてあげても良いと考えています。
ちなみに、ご紹介した「Louis LGA-MINI」で「Mrs. GREEN APPLE – 青と夏」のギターと同じ音は残念ながら出ないと思います…。
似たような音を出したい場合でもアンプを選ばなければいけません。
島村楽器スタッフにご相談くださいませ!
シールド

アンプを買ったらシールドは必ず必要になります。
ギターとアンプを繋ぐケーブルです。
このシールド、音に影響するのですが非常に奥が深いです。
それを追求するのも醍醐味の一つですので、将来を楽しみにしていてください。
交換用弦セット

エレキギターで消耗する部分は多いです。
音量や音質を変えるたりするボリュームコントロールやトーンコントロール、ピックアップセレクターも長い目で見ると消耗品です。
その中でも最も消耗するのがピックと弦。
弦は一ヶ月に一度は交換したいところです。
※コーティングされている弦はもう少し保ちます。
「交換する時に買えばいいんじゃない?」とお考えのあなた!
ちょっと惜しい!
弦は切れてしまうことがあります。
特にチューニングがまだうまくできなかったりピッキングが安定しなかったりする初心者さんは特に切ってしまうことが多いと思います。
弦が切れてしまった時、自分で交換できたらいいですよね。
そんな時のために交換用の弦は1セット、いつでも持っていると安心です。
弦の交換方法についてはこちら!
島村楽器店頭にギターをお持ち込みいただければ弦交換を承ります。
同時にメンテナンスもご依頼いただけます!
ストリングワインダー

弦交換を早く、楽にするアクセサリーです。
上記リンク先の弦交換の仕方の中でも使用しています。
無くても弦交換はできますが非常に時間がかかる & 非常に面倒になります。
弦交換の際にはほぼ必須になります。
ストリングカッター

こちらは「初心者セット」には入っていないのですが、弦交換の話題になったのでご紹介します。
交換する際に使用するカッターですが、専用のものでないとカッター自体が刃こぼれしてしまうことがあります。
ギター弦、思っているより硬いんです。
専用のカッターを準備するのが賢明でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
必要レベル: ★★★ 絶対に必要です!



必要レベル: ★★ これはあったほうがいいでしょう



必要レベル: ★ 予算があれば最初に買いましょう





こうして並べてみると、セットで購入したほうがかなりお得ですね…。