【実機レビュー】LINE6 Helix Stadiumは超絶デキるヤツでした…

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【実機レビュー】LINE6 Helix Stadiumは超絶デキるヤツでした…

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

こんにちは!
ギタセレ中の人です。

昨年11月、そして今年の2月に相次いで発売となったLINE6 Helix Stadiumシリーズの2機種。

社内でも「めちゃめちゃいいよ!」という話で持ちきりだったのですが、私は試せずにおりました。

今回やっと実機に触れることができました。
じっくり弾いたレビューをお届けいたします。

LINE6 Helix Stadium シリーズ

メーカーLINE6
型名HelixStadiumXLFloor
販売価格¥418,000(税込)
JAN0614252335058
発売予定日販売中
メーカーLINE6
型名HelixStadium Floor
販売価格¥341,000(税込)
JAN0614252343435
発売予定日販売中

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まずは全貌

今回ご紹介するのは「Helix Stadium XL Floor」

ちなみにHelix StadiumとHelix Stadium XLの相違点は上記動画を…。

まとめると、

  • エクスプレッションペダルが別売りか一体になっているか
  • 入力が1系統か2系統か
  • エフェクトループ、エクスプレッションペダルが最大2系統か4系統か
  • カスタマイズ可能なスクリブル・ストリップ(フットスイッチの液晶)の有無
  • サイズ ( Helix Stadium : 408mm × 241mm × 82mm、 3.4kg , Helix Stadium XL : 492mm × 257mm × 92mm、 5.25kg )

…の違いがあります。

詳細は

背面は入出力端子がたくさん。

横面。
スラントの角度が絶妙でフットスイッチが踏みやすいのよね…。

裏面。
この真ん中のゴム足2個、大切ですよね。
踏んだときの安定感が違う。

私の注目ポイントはココ!
手前と背面に排熱口が設置されているのです。
これで熱暴走を防げますね。
って、もはやパソコンですね…。
そのくらい高いポテンシャルを持っているのでしょう。

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いざ試奏

スイッチON!!!

ここでなんとアクシデントが!
ディスプレイの画像を夜景と認識したのか、ナイトモードになり画像が黄色くなってしまいました。
しかもOFFできない…。
なにしてんだい私のi◯hone…。

やっと落ち着きました。
ホッ…。

スイッチを入れてからここまで58秒。
プロセッサ関係にしては速いのでは?

めちゃスゴ① AGOURAモデリング

約10年前、Helixが発売された時のサウンドの再現性の高さに「こりゃもうやり切ったんじゃないかねぇ?」と感じました。
ブランドの公式動画を観て聴き比べてみましょう。

Helix (2015年)

いろいろミックス①
いろいろミックス②

Helix Stadium (2026年)

クリーン
Marshall系(クランチ)
Marshall系(歪み強め)
Fender系
ハイゲイン
VOX系

いやぁ、10年でこんなに進化するとは…。
というか、まだやる余地があったとは…。
感嘆です。

ちなみに今回のモデリング技術、「AGOURAモデリング」と名付けられています。
真空管やトランスの挙動、スピーカーとキャビネットの動的な相互作用を再現することにより、演奏のダイナミクスによるアンプの反応の精度が大きく向上しています。

ちなみに「アゴーラモデリング」と読みます。
AGOURAとはLine 6の事務所があるAgoura Rdが由来です。

Agoura Rd(アゴーラ・ロード)は、カリフォルニア州アゴーラ・ヒルズ(Agoura Hills)にある主要な通りで、シェラトン アゴーラ ヒルズ ホテルや周辺のビジネス施設が集まるエリアです。

めちゃスゴ② Focus Viewレンズ

超々々直感的!
なのにすごく「使える」サウンドができてしまうスーパー機能です。

画面左下にあるボタンを押すと…。

前画面で選択していたブロックの詳細が表示されます。
今回はAmpですね。

で、画面の真ん中に赤い◯があります。
これ、画面の中を自由に移動できるんです。

このように。
すると…。

パラメーターがニュルニュル変化するのです!!!

超簡単。
できた音をさらに一つ一つ調整することも可能。

これが各エフェクトで操作可能なのです。

アンプやエフェクターを選択するのも超簡単。
キーボードで検索できちゃうんですから。

もうね、最高(お里が知られてしまいそうなセッティングだ…)。

グラフィックで一目瞭然ですが、右下にはどのアンプやエフェクターが基になっているか表示されます。
上記画像の場合は「Baced on* MESA/Boogie®︎ Dual Rectifire®︎」との表記。

私の大好物、こちらです。

そしてすみません、当たり前のように話していますが、ディスプレイはタッチパネルです。
感度いいです。煩わしさゼロです。

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めちゃスゴ③ Show Caseオートメーション・エンジン

足元にエフェクターやコントローラーの無いギタリストが演奏している時、サビやソロなどで音色が変化していること、ありますよね?
「あれ、どうやってるんだろう…?」と私は子供の頃思っていました。
あれは舞台裏で別の人(ギターテックなどと言われる方達ですね)が曲の進行に合わせてエフェクターやアンプの操作をしていたんですよね。
今もそうしてるのかな…?

で、Helix Stadium、そんなことができちゃうんです!

先にSDカードについて言及しました。
Helix Stadiumはオーディオデータを再生できます。
しかも8トラック。
そのデータを保存しておくのがSDカードなわけです。
オーディオデータはアプリを使ってWi-Fi経由でHelix Stadiumに転送することも可能。

画像はHelixのボリュームコントロールを行うマトリックスミキサー。
アウトプット(XLR、フォーン、ヘッドフォン)ごとの音量や、Bluetoothなど外部インプットの音量調整も可能です。

EQ調整も可能。

この時点で「マジかよ…』という感じなのですが…。

超絶はここからです。

オーディオデータにフラグを立てることにより、その部分で

  • プリセットやスナップショットを自動的に呼び出す
  • 自動ルーパー
  • 自動MIDIリモートコントロール
  • ステージ上のすべてのテンポ同期
  • MIDI、ホットキー、あるいはSMPTEオーディオトラックとビデオ/照明の同期

…などのことが可能なんです!

これでいちいち踏まなくてもサウンドが自動的に切り替わってくれる。
とうとうこの時代が来ましたね。
この私にギターテックさんがついてくれるなんて!

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めちゃスゴ④ Bluetooth、Wi-Fi

Bluetooth

スマホと接続すれば音楽再生が可能です。

Wi-Fi

本体からLine 6アカウントにログインします。
この際にはスマホを使用します。
一度ログインすると次回よりログインは不要になります。

  • アップデートがある場合は自動的に通知が入り、本体のみでアップデートが可能(超ラク!)
  • エディター(Helix Stadium App)とWi-Fiで接続(超ラク!)
  • 今後Wi-FIを使用する機能も追加予定(何だろう…?)

まとめ

Helix Stadium、もちろんサウンドがより良くなっているのですが、私が強く感じたのは「プレイヤー目線で使いやすく、痒いところに手が届く設計になっているな」という点です。
その理由は様々あるのですが、わかりやすい点で…。

ディスプレイの左上に時計が表示されます(ストップウォッチ機能に切り替えも可能)。
対バンがいたりするとライブの経過時間、気になりますよね?
私はボードにデジタル時計をセットしているのですが、Helix Stadiumはその必要がない。
そういう細かいところに配慮が行き届いていることに、長い時間使うことでたくさん気づかされます

そして!
3月25日にとうとう!
この機能が!
発表となりました!

Proxy Engine

実物のクローンを作成することができます。
しかも動画を見るとめっちゃ簡単だ…。

現状では、

  • Amp+Cab
  • Amp
  • Preamp
  • Distortionペダル

…がクローニングに対応していますが、これもどんどん増えていくのでしょうね。


いい機材ですなぁ。
今回レビューを作成したことにより、

  • Helix Stadiumを核にしてシステムを構築
  • PAから音を出すようにする
  • リアルアンプはもう持ち運ばない

…というプランが本気で近づいてきていることを感じました。

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