7月22日更新
ついに始動・・・Vincita
その1・工場・制作者の紹介
長野県塩尻市に2024年10月に開設された新工場で作成されるVincita・・・5月のサウンドメッセin大阪2025でサンプル出品されましたがついに信州ギター祭り2025で展示販売されます。正確なサイジングを可能にするためのNCルーターやCADを導入していますがそれぞれの工程では長年にわたり楽器づくりに携わってきた熟練の職人が、一つひとつの工程を丁寧に仕上げています。



新ブランド立ち上げのため期待が膨らみますね
その2・材料についての紹介
楽器にとって木材は、単なる「素材」ではありません。それは音のキャラクターを決め、プレイヤーの感性と響き合う大切な存在。Vincitaでは、信頼できる仕入れ先から厳選した木材のみを使用し、品質と音の両立を追求しています。

■ プリアンプ「月夜見 -tsukuyomi-」について
「Versatilità」に搭載されているプリアンプは、Aya tokyo japan / Yukiのビルダーとして知られる河井 誠氏に製作を依頼しました。

製作ヒストリー
現在までYukiで販売されたベース・プリアンプをベースに製作。一般的なオンボード・プリアンプはON時にあまりサウンドが変化しないようにローインピーダンス化する事が多いかと思いますが、Vincita用のオンボード・プリアンプ「月夜見 -tsukuyomi-」はON時に明らかに強いサウンドへ変化しつつローインピーダンス化、サウンドバリエーションという捉え方も可能なものかと思います。
OP-AMP 8チャンネル分を使用した回路を小さく製作するというのが私自身も初めての経験でしたので、そこで良いサウンドが出力されるかどうかが一番のチャレンジでした。結果、他には無いパッシブ〜アクティブのサウンドバリエーションが出来たかと思います。使用パーツもただ小さくするのであれば、ほとんどの部分をチップパーツで構成するかと思いますが、「月夜見 -tsukuyomi-」ではエフェクターで使用しているコンデンサーと同じ物(EPCOS-TDK、WIMA等)を使用し、OP-AMPには省電力タイプを使用しました。幅広いジャンルに対応可能かと思いますのであらゆるジャンルのベーシストに試して頂きたいと思います。例えば、ジャズフュージョン系ではパッシブでスラップ、アクティブでブリッジ側での強めの指弾き等、ピック弾きでもアクティブ~パッシブ共、素晴らしいサウンドかと思います。