皆さんこんにちは!
ギタセレ中の人です。
コンパクトエフェクター販売台数 不動のNo.1!!
今回お話しするのは「BOSS BD-2 Blues Driver(ブルースドライバー)」についてです。
1995年に発売され(ということは来年発売30周年ですね)瞬く間に定番機種となり、最早名機となっているBlues Driver。
島村楽器でもコンパクトエフェクター販売台数は長年不動のNo.1です。
中の人は今はライターさんのような仕事をしていますが元々は店頭に立ってお客様のご案内をしていました(こちらも長年)。
お客様の好みは千差万別ですが、こと初心者さんが初めて買うエフェクターとしてBlues Driverの指名は多かったと感じます。
その理由を中の人なりに分析しますと…
- 「エフェクターならBOSS」という定番・安心感
- お手頃な価格
- ギター専門サイトや専門誌、先輩や楽器店スタッフから「これを買っておけば間違いないよ!」という情報を得た
- 上記と同じく「長く使えるエフェクターだよ!」という情報を得た
- BOSSのエフェクターの中でもプロが使用している数が多い
…といった理由かな、と感じます。
初めてのBlues Driver
「エフェクターを初めて買ったけどこのツマミってどうすればいいの?全部真ん中?」
まずはここで悩まれるのではないでしょうか。
というわけで、ギタセレ中の人が考える「BOSS BD-2 Blues Driverのおすすめセッティング」ご紹介いたします!
演奏シチュエーションを考える
まず自分のギターがどんなタイプなのかを考えます。
まずはピックアップがシングルコイルのチーム。

ストラトキャスター

テレキャスター


そしてハムバッキングピックアップのチーム。

レスポール

ストラトキャスター


もちろんシングルかハムか、ピックアップの種類はサウンドにおいて大きなウェイトを占めているといえます。
しかし今回の企画の為に改めて試してみましたが、Blues Driverはシングルコイルでもハムバッキングでも大きく左右されることなく、同じセッティングで良く鳴ってくれると感じました。
という事で


①Blues Driverで音を歪ませるパターン
- Roland JC-120のようなクリーンサウンドが基本のアンプにBlues Driverを接続
- MarshallのCLEANチャンネルを使ってBlues Driverを接続

Marshallアンプ(DRIVE CH. 使用)の接続順

Marshallアンプ(CLEAN CH. 使用)の接続順

JC-120の接続順

②アンプ or 他のエフェクターで音を歪ませるパターン(Blues Driver = ブースター)
- MarshallのDRIVEチャンネルを使ってBlues Driverを接続
- MarshallのCLEANチャンネルを使って他のエフェクターで歪ませ、その前段にBlues Driverを接続
- Roland JC-120のようなクリーンサウンドが基本のアンプを使い他のエフェクターで歪ませ、その前段にBlues Driverを接続
(上記のような使い方を「Blues Driverをブースターとして使用する」と言います。
ギターソロを弾くときなど、元の歪んだ音にガッツを加えるイメージの音ができるセッティングです。)
①②のシチュエーションを想定し、それぞれのシチュエーションでギタセレ中の人がおススメするBlues Driverのセッティングをご紹介いたします。
※以下の記事も是非ご覧くださいませ。
①Blues Driverで音を歪ませるパターン
クランチサウンド

中の人はこのくらいのセッティングがデフォルトで、ここからつまみをあれこれ回していきます。
「ブルースドライバーはハイ(高域の音)がキツい」とよく言われますが、だったらTONEを少し上げて初めからハイを少しブーストしてわかりやすくして調整していこう!という考えのもと、です。
このままでももちろんいい音がします。
ハムバッキングピックアップ搭載のギターの音をジャキっとさせたい時などピッタリです。
ウェットなドライブサウンド

上記でも述べた「ブルースドライバーのハイがキツい」問題を解消すべくセッティング。
TONEを下げていますが、それで失われたザラザラ感をGAINで稼ごう!という考えです。
ソロプレイがとても気持ちの良い音が出るので、リードギタリスト向きかもしれません。
ドライなドライブサウンド

上記2セッティングの中間型、とでも言いましょうか。
バランスを取っています。
シングルコイルピックアップ搭載のギターでジャッキジャキのオープンコードを引きたい時など、とても気持ちがいいです!
②アンプ or 他のエフェクターで音を歪ませるパターン(Blues Driver = ブースター)
アンプで歪ませてBlues Driverをブースターとして使用する

ブースターとして使える=バッキングとソロ、2つの音色を使い分けられる、ということになります。
上記セッティングはソロの時にブルースドライバーを踏む、というものです。
音が太くなる感じで、単音弾きの多いソロでもバンドの中で埋もれにくくなります。
エフェクターで歪ませてBlues Driverをブースターとして使用する

後段に好みのエフェクターを接続してブースターとして使用することを想定しています。
ブースターとしての考えは「GAINは下げ目でLEVELを上げ目にする」というものなので、アンプやエフェクターに合わせて微調整してみてください。
まとめ
「ブルースドライバーはハイがキツい」問題ですが、店頭で試奏をしたりする時に感じると思います。
ただバンドの中で使うとちょうど良い感じになることが多いように感じます。
即戦力、という言葉がふさわしいと思います。
その辺りが初心者さんでも使いやすい理由かもしれません。

要するに箱から開けたてホヤホヤの全て12時のセッティングでもOKですよ、ということです。
また、今回突き詰めて引いて改めて感じたのですが、ブルースドライバーはサウンドの幅が広い=つまみのセッティングがセンシティブ、ということです。
おすすめセッティングはつまみだけ見ると「あんまり変わってないじゃん」となるかもしれませんが、ブルースドライバーのつまみは1mmでも回すとサウンドカラーがガラッと変わります。
今回おすすめしたのは一例ですので正解ではありません。
自分でドンドンいじって、好みのサウンドを探してみてください!
最後に今回の主役をご紹介

メーカー | BOSS |
型名 | BD-2 |
販売価格 | ¥12,100(税込) |
JAN | 4957054037192 |