皆さまこんにちは!
幼稚園の運動会で保護者競技の綱引きをしたら腕が筋肉痛。

ルシアー駒木です。
Herzoedioというブランド
皆さま「Herzoedio」っていうケーブルのブランド、ご存じですか?
最近プロミュージシャンの間でも愛用者が増えている、巷で注目のケーブルブランドです。
サウンドメッセの出会い
時は遡り2024年5月、大阪で開催されたサウンドメッセでの事でした。
「ルシアー駒木さん!!」
バタバタと会場内を走り回っていた私に声をかけて下さったのが、Herzoedioブランドの生みの親、社長の根本さんでした。

私の事を知っていて下さっていたお礼のご挨拶をしつつ、その場で試奏している方の音が聴こえていたのですが、私は試奏を躊躇しました。
というのも、メッセ会場は他のブースの音がかなりの音量で鳴っていて、正直会話も声を張って話さないと聞こえない状況。
ここで音を比べるというのは難しい、というかちゃんとしたコメント言えないなあと思った訳です。
思い立ったら吉日
サウンドが気になっていた私。
工房に呼んじゃいました!

デザイナーのルナコムロさんも一緒に、Herzoedioさんのコンセプトやサウンドの狙い、製作の経緯など色々お伺いしながら、各種ケーブルを試奏させて頂きました。
いやあ、素晴らしかったんです。これが。

ちなみに、ラインナップはこちら↓
これは浅草橋の「濃い」お客さん達(笑)に是非お勧めしたいなあと思ったのですが、でも同時にルシ駒はある事を思いました。

試奏させて頂いたケーブルは、どれもそれぞれの目的に適した「完成形」と言えるものでした。
浅草橋は大きなお店では無いですし、全種類置いて...というのはちょっと違う気がします。
かといってラインナップの中の一つだけを置いてみても、それではこのラインナップの意義意味合いが薄まってしまうなと。
技術屋×技術屋だからこそ出来るもの
色々考えたルシ駒、もう一度根本さんとルナさんをお呼びしました。
そしてその日は浅草橋のスタッフも同席してもらったのです。

浅草橋側のメンバーは1Fの仕切り役山口、若手のホープ石渡、そして浅草橋ケーブルマニアの奥村というメンツ。精鋭です。

先日の雑談会で、根本さんが創業46年の金属加工業の社長さんである事を伺いました。
技術屋だからこそ生まれた商品だった訳です。
我々浅草橋ギター&リペア店も技術屋。
駒木が頂いたご縁、根本さんも我々が技術屋である事に繋がる価値を感じて下さっている。
これは私がつなぎ役になって、浅草橋スタッフにも技術屋としての意見を聞きたかった訳です。

そりゃ盛り上がらない訳が無いですよね!

話は自然と「浅草橋店ならではのHerzoedio」が出来ないか、という流れに。

既存ラインナップや他の線素材、浅草橋の他社ケーブルも交えてのミーティングで、この日の話し合いを元にした試作を作って頂く事になったのです。
オリジナルケーブルへの長い道のり
しかしながら、簡単にはいきませんでした。
メンバーは皆こだわりの強い技術者ばかり。そりゃそうなります。

試作を鳴らして、納得いかない部分を話し合います。

試してはミーティング、ミーティングしては試し...その繰り返しです。


そうして、いよいよ最終サンプル完成

待望のサンプルが完成。
敢えて浅草橋のスタッフだけで、最終の確認をしました。

浅草橋店オリジナルですから、浅草橋にしか基本置くつもりはないのですが、絶対全国に欲しい人はいるよね、と。
どうやったら浅草橋に来られない方にもお届けできるか、そんな事も話し合いました。
そして、ついに...

最終的な見本品の完成となりました。

パッケージはルナさんのセンスにお任せしたのですが、超カッコいい!
名前も決まりました。
Herzoedioさんのラインナップをご覧頂くと、全てサウンドを連想させる名前が付いているのですが、このコラボオリジナル商品は...

FERRUM
と名付けられました。
そう、原子番号26 元素記号Feの語源となった「鉄」を表すラテン語であるFerrumです。
サウンドイメージピッタリ。
どうよ皆さん。もう鳴らさなくても欲しくなってきたでしょ

パッケージ裏を見ると、Herzoedioさんと浅草橋ギター&リペア店、その両者をつないだのがルシ駒である事が分かります。

重大発表!!!!!
さて、もう買いたくなったそこの皆さん。
今まさに島村楽器が準備している全国規模の催事があるのはもうご存じですか??
そう、それはギタラバです!
GUITAR LOVERS SHOW2024
そしてルシ駒は、このギタラバ「北海道⇒仙台⇒名古屋⇒東京」と回る予定。
もうお分かりですね!?

ルシ駒手持ちで会場に参ります!!!
つまりこのケーブル、全国最初の販売地はギタラバ北海道!札幌です!!
その後は浅草橋店でのみ販売予定。
販売価格は税別¥22000、実はこの値段、Herzoedioさんの通常の価格と変わりません。
当然開発に手間とコストは掛けていますが、世にありがちな「意味不明なプレミアム感だけ」で不当に値上げして稼ぐ気はなく、同時に値下げで数を売るつもりもない。
そんなHerzoedioさんと浅草橋スタッフの無骨な技術者の拘りが現れた値段設定です。
鳴らしたら絶対欲しくなる、そんなケーブルの誕生です。
なんとギタラバ4会場回るのに、10本しか持って行きません。(Herzoedioさんのハンドメイドなので、行かないというより、行けない)
皆さま、会場でお待ちしています。
ルシアー駒木でした!


ルシアー駒木プロフィール
テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。
アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。
修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。
ルシアー駒木 関連商品
