皆様こんにちは!石田でございます!
以前Vol.28でも紹介しました、ジャンル・シーンを問わずに活躍するであろうヴァ―サタイルなモデルを、少しだけ仕様を変更して再オーダーしました。
どんどん木材も金属も高騰しているため、手を変え品を変え大規模な値上がりのないように工夫してお届けします。
L-SD-2-24-AL-VTR-RH-RM/R Carbon Tint

モデル名が2文字だけ変わってるのに気が付きましたか?
ボディ材を変更してコストダウンしながらも、ルックスやサウンド面は劣ることのないようにしています。
アルダーボディ

元々のSDシリーズの基本ボディ材であるアルダーを採用。
ストラトキャスターにも使用されるオーソドックスな木材です。
前回使用したタモと比べるとすこし中音域に寄る感じはしますが、極端な音の変化はないはずです。
導管は埋めながらも、マットフィニッシュで仕上げたのでまた違った魅力のあるルックスに仕上がりました。
以下は前回同様
シンクロトレモロ & ロック式ペグ(VTR)

トレモロブリッジとチューニングペグは信頼の国産「ゴトー」製。
トレモロはリセス加工していないためベタづけでのセッティングも可能でドロップチューニングもすぐに対応できます。

ペグにはフィンガーロックタイプの MG-T を採用しており弦交換もスピーディかつ安定したクオリティで行えます。
リバースヘッド

昨今の楽曲では女性ボーカルがメインの曲はレギュラーチューニング、男性ボーカルがメインの場合はドロップチューニングなど、曲によって即座にチューニングを変えるシーンがよく見られます。
リバースヘッドにすることにより低音弦側のテンション感をキープし、リズムギターを刻みやすくしています。
ローステッドメイプルネック(RM)
ネックには熱処理を施したメイプル材を採用。
余分な水分が抜け、組織の一部が結晶化することにより、タイトなサウンドが期待できます。

Seymour Duncan 製ピックアップ搭載
マイルドな出力の Jazz(SH-2) をフロント、ヴィンテージサウンドの Vintage Staggered(SSL-1) をセンター、セラミックマグネットでカラッとしたサウンドが魅力の Custom(TB-5) をリアに搭載。

メロウなリードから軽快なカッティング、歯切れのいいリズムなど隙のない構成です。
ステンレスジャンボフレット
ローステッドメイプルネックと並んで、近年の流行となっているステンレス製フレット。
利点としては、
- 曇らないので磨く必要が(ほぼ)無い
- 滑りが良い
- ブライトなサウンド
といったところでしょうか。
通常のディンキータイプよりも音抜けが良いサウンドの一助となっています。
べっ甲バインディング
アクリル調の透明度の高いべっ甲柄素材をボディ・ネックバインディングに使用し、ルックスを引き締めるとともに高級感を演出しています。

ピックガードともマッチしています。
蓄光ポジションマーク
ステージでの視認性に優れる蓄光の Luminlay を使用。
サイドポジションはべっ甲とのコントラストで普段から目立ちます。
トップポジションもオフセット位置に配置することでルックスをスマートに仕上げています。
シェクターならではの多彩なサウンドコントロール
5way レバースイッチによるピックアップセレクトに加え、ミニスイッチによるハムバッカーのコイルスプリット、トーンのプッシュアップによるローカットコントロールなど、標準の SD にも搭載されているオリジナルコントロールは残しています。

どんなジャンルにも対応可能かつ、分かりやすい操作が魅力です。
商品情報

メーカー | SCHECTER |
型名 | L-SD-2-24-AL-VTR-RH-RM/R Carbon Tint |
販売価格 | (税込) ¥220,000 (税抜 ¥200,000) |
JANコード | 4518533040142 |

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。