皆さまこんにちは!
電動アシスト自転車に慣れてしまい、普通の自転車で坂が登れなくなってきた
ルシアー駒木です。
さて、お待ちかねのCITES絡まない楽器の後編!
(前編はこちら↓)
今回の最初はアンプです。
前回買付時、ブログ掲載直後にご連絡頂き、すぐに売れてしまった幻の様なアンプがありました。
その名も、White Lightin’ AMP!!
販売されて以降、ブログを見ての問い合わせは絶えず。。。
そうなんです。なんと今回、頼み込んで製作してもらいました。
有難うJIMMY!!!


しかも2台!!!

そして今回、少しビンテージライクなモデルも1台だけご用意があります。
前回と同じ回路がこちら(2台)↓で、

今回新たにご用意した回路がこちら(1台)↓



更に、回路をマーシャル系のものに仕上げたのが、
White Lightin’ AMP 2!


そしてトドメとなる、マーシャル系回路をなんとレッドに仕上げた、
Red Lightin’ AMP!!


以上の全5台。
今回もすぐなくなってしまう事が予測されます。急げ!!
アンプは実はもう1台入手しました。それが、
SuhrのCORSO 5!

こちらは5Wのアンプヘッド。そのためアンプをフルドライブさせたサウンドをどこでも楽しめます。パワーアンプ後段にPOWERノブを搭載、どのようなボリュームでもフルアップのサウンドを出せますよ。ラインアウト搭載により、レコーディングにも対応。使いやすいですね!

そうそう、折角なので、私の仕事を一つご紹介。
日本には「電気用品安全法」というのがあります。実は海外から買い付けた電気製品などは、そのまま勝手に日本国内で販売することは出来ません。きちんと検査をし、安全を確かめた上で、経済産業省に届け出をする必要があります。
知らないが故に悪気はなく、安全を確かめる検査をせず、届け出も無いままに販売している業者もあるとかないとか、、、。
島村楽器ではそういった事が無いように、しっかりとした検査を行います。

定められた方法で、正しく漏電などの試験をする必要があります。
かなり厳つい手袋をしているのが分かると思いますが、一発で天国に行けてしまう高電圧を使いますので、このような手袋をし、専用の機器を使って検査をします。
試験実施をし、申請の後に、俗にPSEシール等と呼んでいる、

このようなシールをアンプに貼り、皆様の元へお届けする事になります。
続きまして、アコスを2本ご紹介。
どちらも非常に珍しいモデルです。要注目ですよ!
MARTIN CS 000-14F

カスタムショップ製のOOOですが、まずTOP材のスプルースに出た杢が凄い!

そしてなんとも珍しい、サイド&バックがキルテッドメイプルです。マーチンのサイドバックメイプルって皆さん弾いた事ありますか??

メイプルですがキルテッドなので実は材としては柔らかいわけです。
さすがのマーチン、それを活かして製作されており、メイプルと聞いて多くの方がイメージされる様な硬いサウンドにはなっておらず、しかもローズやマホとも違う音。素晴らしい1本です。
次はこちら
GIBSON CS L-00 2016 LTD

ご覧のとおり、素晴らしいコア材を使った1本です。
GIBSONでコア材も珍しいですよね。


非常に綺麗な1本です。

さあ、そしてこれを待っている方も多い、ベース!!一気に行きますよ〜
Warrior Artist 4 1997

ウォリアーらしい、レンジが広いモデルです。

4弦ですがDチューナーが付いており、実用的な1本ですね。

Mayons JABBA CUSTOM 2016

Mayonsらしいベースに仕上がっています。
Mayonsはギターしか知らない、という人もいらっしゃるのでは?パッシブとアクティブの切り替えがあるのですが、秀逸なのは「どちらも使える」ようにバランスが組まれている事。
正直どちらかしか使えないベースが世の中多いですよね。


Warrior Signature Zebra 2016

ゼブラウッドの美しさがまずは目を引きますが、

搭載されたバルトリーニのプリアンプが、このゼブラウッドのサウンドと相性抜群です。抜けの良い、バンドで埋もれないベースサウンド!

ラストはこれ!
Warrior 4st Burl 2015

ウォリアーらしい材のチョイスと造形が美しいですね。
スルーネック特有のサスティーンはしっかり感じさせますが、材料の鳴り、、、というか木の響きを感じられる仕上がりになっており、すでに良いベースを持っている方の2本目としても活躍できるポテンシャルがあります。



さて、いかがだったでしょうか!?
CITES絡みではない物のみとなった第一便の検査調整でしたが、すでに凄いの目白押し!!
興味のある楽器はとにかく早めに抑えて下さいね!
CITES関連楽器となる続編をお楽しみに!!!
ルシアー駒木でした!

ルシアー駒木プロフィール
テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。
アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。
修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。
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