春の買い付け前編 友人たちにルシ駒は助けられてます!|ルシアー駒木のギターよもやま話 その63

  • ブックマーク
春の買い付け前編 友人たちにルシ駒は助けられてます!|ルシアー駒木のギターよもやま話 その63

記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。

皆様こんにちは!

各国のcustoms(税関)で出張の度に止められ続けた為に、英語が苦手なのに工具の説明だけは英語で説明出来るレベルに上達した、

ルシアー駒木です

今年もやって参りました!春の買い付け!

今回は買い付け楽器ファンの方からのリクエストや、すでに多くの皆様にご予約頂いていたJIMMY WALLACEのピックアップ等もあり、

正に「お待たせしました!」という感じですね!

これまで、買付道中記として、私が見聞きしているものや会場の楽器の様子をご紹介してきましたが、ルシ駒イベントの際にお客様より「どんな人たちと仕事しているのか雰囲気を知りたい」「会場の外ではどんなところに行くのですか」といったご質問を頂きました。

そこで今回はいつもとはちょっと趣を変え、大切な友人たちや、会場の外での仕事などを、前後編に分けてご覧いただきたいと思います。

DALLAS到着

今回はCUSTOMSも無事スムーズに通過。一安心、、、だったのですが、直後に大変な事態になってしまいました。

結果何がどうなったのかをお見せしますと、今回の買い付け移動車が、これ

(笑)衝撃

カッコいいでしょ!、、、じゃなくて、こんな車じゃ買い付けたギター積めないじゃん!!

実は、今回出張よりかなり前に、日本から相棒のナカムラがWEBで車の予約をしていました。当然、こんな車を。

SUVのナビ付き。

ショー会場以外にも外部に出て買い付けて回るのですから「このタイプでナビ付き」は当然のチョイスです。買ったギターを積んでホテルに戻る訳ですものね。

が、、、レンタカー屋に行ってみると、

「すまない、予約していた車が今ありません。」

⇒「ええ?なんだよそれ!どんな車ならあるの?」⇒

「セダンタイプならあります。」

⇒「しょうがないなあ、それでいいですよ。」⇒

「すみません」

という流れで、車に行き、乗り込んでみると、

んんん??ナビついてないじゃん。

⇒「なびが付いてないよ」⇒

「すみません、ナビ付きの車が今1台しかありません。」

⇒「1台!?それはどの車??」⇒

「アップチャージはいりませんので。」

・・・いやねえ、観光で来ているのであれば、価格の高いスポーツタイプにアップチャージなしで乗れたらラッキーかもしれませんが、私たちは困りますよ。

でも無いものは仕方ありません。という事で、先が思いやられます。

しかもこのナビ酷い。

どこ向いてんのよ!

手でぐいっと戻して、

また走ると、

見えないって。。。

(´Д`;)

さて、随分本題と離れましたが、やってきました!

The Dallas International Guitar Festival!!

私とは対照的な「スマートなジャパニーズビジネスマン・ナカムラ」が記念撮影。今回はなんと40周年という節目のanniversary開催でした。

見ての通り、まだ売り手も全くブースの準備できていません(笑)

この間に大切な仕事があります。

私のブログやイベントではすっかりおなじみのJIMMYですが、彼はこのショーの主催者です。時間を追うごとにどんどん忙しくなってしまうのは分かっていますので、今日のうちに約束していた仕事を終えてしまいましょう。

買付楽器の紹介はまた日本に入荷してからにしたいと思っていますが、今回も素晴らしいギター、・・・全部ではないですが、少しだけお見せしますね!

前回ブログ掲載後瞬時に売れてしまい、その後多くのお客様にお問い合わせ頂いたアンプも(しかも今回新タイプ2台も含め計5台!島村楽器独占販売ですよ!)用意してもらいました。

JIMMY!いつも本当にありがとう!

友人たちも続々会場入り。

みんな見かければ声をかけてくれます。全員は紹介しきれませんが、

家にも呼んでくれたり、希少なギター探しを手伝ってもくれるMr.Scott。彼はとっても親切で、家族皆さん愛情深い人達です。

突然とんでもなく良いものを紹介してくれて私たちを驚かせるMr.Ray。Rex Robert BrownがPANTERAのツアーで実際に使っていたベースをツアーケースやピックなんかとセットで譲ってくれた、なんて事もありましたね。

ビンテージギターに関してルシ駒が信頼を寄せるMr.Howie。彼はニューヨークからはるばる来ています。いつも凄いビンテージもってきてるので、会うのが楽しみ。私の妻にTシャツをプレゼントしてくれました。

写真撮ろうと言ったらこんなポーズ(笑)Mr.Brian。この写真で分かる通りの面白い男ですが、いつもホテルにいる私にベース画像をメールしてくれ、希望すると翌日会場に持ってきてくれます。

なんと、このショー全く関係ないところでも共通の友人がいるMr.Armand。彼はギタープレイも凄腕です。兄弟みたいと言われます(笑)

とても紹介しきれませんが、多くの友人たち助けられての買付だと実感しながら会場を歩きます。

夜帰るころには各ブース出そろいました。

2日目、3日目と更に歩き、丹念に探していきます。

色々あって、本当に楽しいですね。

ビンテージのパーツや、

レスポール発売時付属していたoriginalのピックとか、

ビンテージのエフェクター、

こんなものたちまで(笑)

ではこのあたりで今回はおしまい。後編に続きます。

お楽しみに!

ルシアー駒木でした!

ルシアー駒木プロフィール

テクニカルチーフとして島村楽器のギターリペア工房に勤務。

アーティスト用・雑誌掲載用などオーダーメイドでの楽器製作を行なってきたキャリアを活かし、お客様の楽器の修理・改造業務を主としながら、海外への買い付け業務や楽器開発協力、世界各国の工場で技術指導も行う。
その実力はアメリカやスウェーデンをはじめとした海外のアーティストから、スペインの伝統的なギター製作現場まで高い信頼を得るほど。

修理・改造業務の他、エレクトリックギターやベース、アコースティックギターの入門書やメンテナンスDVDへの解説出演、ラジオ「SAME’SBAR」への出演など、広い活動の場を持つ。

ルシアー駒木 関連商品

  • ブックマーク