MireilleよりChasseurが登場いたします。
ブランド初となる【概念を取り入れたオーバードライブ】です。
Mireille Chasseur
メーカー | Mireille |
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型名 | Chasseur |
販売価格 | 決定し次第お伝えいたします |
JAN | 4580062021084 |
発売予定日 | 2024年1月 |
備考 | 手書き文字 受注生産 |
メーカー | Mireille |
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型名 | Chasseur |
販売価格 | 決定し次第お伝えいたします |
JAN | 4580062021091 |
発売予定日 | 2024年1月 |
備考 | レーザー刻印 受注生産 |
特徴
Chasseurはいわゆる“ケンタ系”のエフェクターに分類しています。
しかしChasseurはケンタウルスのサウンドを目指したエフェクターではありません。
ご存知の通りケンタウルスには特徴的な設計がいくつもあり、それが組み合わさって “あの”ケンタウルスのサウンドが構成されていると考えられます。
Chasseurはそのケンタウルスの設計要素を参考にして設計を行った新しいサウンドを持つエフェクターです。
バッファードバイパス
Chasseurはバッファードバイパスです。
エフェクトOFF時にも回路を通ります。
Chasseurのバッファーは本機のために開発したバッファーです。
MireilleはこれまでもCarrefour というバッファーを販売していますが、そのバッファーとは考え方が大きく異なります。
Carrefourはギターから出た電機信号を大きく変化させずに(使用素子による味付け程度の変化) 信号を強化することを目的としたバッファーでした。
Chasseurのバッファーは信号を強化+味付けを行っています。
味付けは一言で表すと “甘み” です。
高域を積極的に落とすことで甘い味付けをしています。
昇圧と負電圧
Chasseurは4種類の電源で動作しています。
入力電圧の+9V、 中間電圧の+4.5V、 +16V そして-8.2Vです。
- 16Vと-8.2VはLTC1144という電圧コンバータを使用して電圧を作り出しています。
ケンタウルスも電圧コンバータが使用されていますが、10V以上の電圧や不安定な9Vを入力すると破損すると聞いたことがあるかもしれません。
LTC1144は広い入力電圧を持つため前述のような電圧を仮に入力しても壊れることはありません。
※
ただしChasseurの推奨入力電圧は9Vです。
一般的なエフェクター用9Vを入力してください。
Chasseurは2個のオペアンプを使用しています。
歪み用オペアンプには+9Vと+4.5Vを、 バッファー用オペアンプには+16Vと-8.2Vを意図的に使い分けています。
クリップ素子
Chasseur はクリップ素子にゲルマニウムダイオードを使用しています。
これはケンタウルスにも使用されており、サウンドの要とも言われています。
今回使用しているゲルマニウムダイオードは現在でも比較的入手しやすい1N60を使用しています。
ある程度の数が確保できる部品選定を行っています。
また増幅段の帰還部分に一般的な非対称クリップも合わせて実装しています。
それにより適度なコンプ感と中域の押し出しを生み出しています。
TONE (Tone Focus Controller)
3つのノブの中央のコントロールです。
回路的には高域を可変させていますが、聴覚的には高域が変化しつつレンジが広がったり狭まったりするように感じられます。
レンジの広がりの可変をFocus と表現しています。
回路構成は単純ですが他のエフェクターではあまり採用されていないトーンコントロールです。
OUTPUT
Chasseurは比較的ゲインが低いエフェクターです。
アンプや後段に接続した歪みペダルをプッシュするのに十分なアウトプットレベルを備えています。
お好みのペダルと組み合わせての使用もお勧めしています。