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【実機レビューあり】BOSS IR-2|あらゆる環境でペダルボードをフル活用したサウンド・メイキングを実現するコンパクトなアンプ/キャビネット IR ローダー

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記事中に掲載されている価格・税表記および仕様等は予告なく変更することがあります。


BOSSよりIR-2が登場いたします。

多彩なアンプ・シミュレーターとキャビネット IR ローダーを搭載したコンパクト・ペダルです。

シンプルなユーザー・インターフェイスを保ちつつ、多彩なアンプとCelestion Digital の高品位なキャビネット IR を組み合わせた11 のサウンドを搭載。

ペダルボードの最後段に繋げばそのままアンプとして用いることができるため、ペダルボード上で全てのサウンド・メイクが完結します。

もう重いアンプを持ち運ぶ必要も、ステージやスタジオに備え付けられたアンプにあわせて音を調節する手間もありません。

IR-2 があれば、ステージ・パフォーマンス、自宅での練習やレコーディング、全てにおいて一貫した自身のシグネチャー・トーンで演奏することが可能になります。

BOSS IR-2

メーカー BOSS
型名 IR-2
メーカー希望小売価格 オープン価格
販売価格 ¥26,400(税込)
JAN 4957054520397
発売予定日 2023年12月16日(土)

特徴

コンパクトなアンプ ・ シミュレーター/キャビネット IR ローダー

IR-2 は、アンプ・シミュレーターとキャビネット IR ローダーを備えたコンパクト・ペダルです。

実際のアンプをマイクで収音した際に得られるサウンドが緻密にシミュレートされており、本格的なアンプ・トーンをペダルボードへと加えることができます。

アンプ・タイプを切り替えるとトーンだけでなく弾き心地も変化するため、ピッキングに呼応する本物のアンプさながらのレスポンスで、豊かな演奏表現が可能。

サンプリング・レート 96kHz、内部演算 32bit float( 浮動小数点 ) 処理により、生々しくもクリアなサウンドをもたらします。

多彩なサウンド ・ バリエーション

IR-2 は 11 種類のアンプ・タイプを搭載。

クリーンやクランチ、モダンなスタック・タイプのハイゲイン・タイプまで、幅広く用意されており、この 1 台であらゆるサウンドをカバーすることが可能です。

それぞれのタイプには、アンプのポテンシャルを最大限に発揮する Celestion Digital のキャビネット IR がプリセットされており、すぐにプロ・クオリティのサウンドで演奏できます。

また、専用アプリ IR-2 IR Loader(Windows/macOS)を用いれば、自身で用意したキャビネット IR の取り込みも行えるため、音作りの幅がさらに広がります。

音作りを楽しむ

IR-2 は、実際のアンプと同じように直感的な音作りが可能なパネル・レイアウトを採用。

必要に応じて AMBIENCE ノブでサウンドに自然な残響を加えることができます。

また、SEND/RETURN 端子を搭載しているため、ディレイやモジュレーションなどのエフェクトも取り込むことが可能です。

RETURN 端子はステレオ(TRS)入力にも対応しています。

あらゆるシーンでシグネチャー ・ サウンドを活用

IR-2 が加わることで、ペダルボードの可能性は大きく広がります。

豊富な入出力を活用することで、ライブや自宅での演奏、レコーディングにおいていつでも同じクオリティのトーンを得ることが可能。

まさに自分だけのシグネチャー・サウンドです。

  • 自宅での練習

PHONES 端子にヘッドホンを接続すれば、ステージでの演奏に向け自宅で音作りをしたり、ペダルボードのサウンドで本番さながらにリハーサルを行ったりすることが可能です。

  • ステージ・パフォーマンス

IR-2 をステージで用いる場合、OUTPUT端子から PA へダイレクトにサウンドを出力します。

現場の環境に左右されることなく、自宅で念入りに作成したトーンで演奏が行えます。

また、IR-2 は本体の操作で 2 つの音色を演奏中に切り替えることが可能です。

  • レコーディング

オーディオ・インターフェイス機能を備えた USB Type-C®︎ 端子に PC やモバイル端末を接続することで、DAW へのレコーディングが行えます。

もちろん好きなオーディオを再生すれば、合わせて演奏を楽しむことも可能です。

仕様

●サンプリング周波数:96kHz ● AD 変換:24 ビット+ AF 方式  ※ AF 方式(Adaptive Focus method)は AD コンバーターの SN 比を飛躍的に向上させるローランド/ボス独自の方式です。
● DA 変換:32 ビット
●内部演算:32 ビット浮動小数点
● IR キャビネット・データ・フォーマット:モノ、最大 500ms、44.1/48/96kHz、16 ビット・リニア /24 ビット・リニア /32 ビット浮動小数点
●プリセット IR キャビネット:11
●ユーザー IR キャビネット・スロット:11 ※プリセット IR キャビネットと共通です。
●規定入力レベル INPUT、RETURN:-20dBu
●最大入力レベル INPUT、RETURN:+7dBu
●入力インピーダンス INPUT、RETURN:1M Ω
●規定出力レベル OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、SEND、PHONES:-20dBu
●最大出力レベル OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、SEND、PHONES:+7dBu
●出力インピーダンス OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、SEND:1k Ω、PHONES:44 Ω
●推奨負荷インピーダンス OUTPUT(MONO)、OUTPUT B、SEND:10k Ω以上、PHONES:44 Ω以上
●バイパス:バッファード・バイパス
●コントロール:タイプつまみ、GAIN つまみ、TREBLE つまみ、LEVEL つまみ、MIDDLE つまみ、AMBIENCE つまみ、BASS つまみ、ペダル・スイッチ
●インジケーター:CHECK インジケーター(チャンネル、バッテリー・チェック兼用)
●接続端子 INPUT 、OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、SEND 端子:標準タイプ RETURN 端子:TRS 標準タイプ CH SEL 端子:標準タイプ DC IN 端子、PHONES 端子:ステレオ・ミニ・タイプ USB 端子:USB Type-C(R)
●電源:アルカリ電池(9V 形 6LR61, 6LF22)、AC アダプター(別売)
●消費電流:160mA
●連続使用時の電池の寿命 アルカリ電池:約 3.5 時間 (6LR61) ※使用状況によって異なります。
●外形寸法:73(幅)× 129(奥行)× 59(高さ)mm
●質量(乾電池含む):450g
●付属品:保証書、チラシ(安全上のご注意、使用上のご注意、お問い合わせの窓口)、アルカリ電池(9V 形);本体に接続済み
●別売品 AC アダプター:PSA-100、フットスイッチ:FS-5U、デュアル・フットスイッチ:FS-6、FS-7
※ 0dBu = 0.775Vrms

試奏してみました

ローランド株式会社様のご厚意により、発売前に実機をお借りいたしました。

試奏をしたインプレッションをお伝えいたします。

左から、IR-2,DM-2W,CE-2W,SD-1W,DS-1W

中の人が大好きなBOSS揃い(今回のIR-2以外全てWAZA!!!)。

Roland JC-40とモニターヘッドホン、両者で検証しました。

「AMP」として優秀なモデル

アンプ・シミュレーターとしての能力が優秀です。

BOSSはこれまで数々のアンプをシミュレートし、それを収めた製品を発表してきましたが、今回の「IR-2」に搭載されたシミュレーターはそれらと比べると大変秀逸であるである、と感じます。

Fender の Bassman 4×10” Combo をモデリングした「TWEED」、Soldano SLO-100 の「SLDN」、MESA/Boogie DUAL Rectifier のチャンネル 2 MODERN モードの「RFIER」などは音を出した瞬間笑顔になってしまいました。

また、5つ入ったBOSS オリジナル・アンプはどれもとても使いやすい音色だと感じます。

エフェクターの音も素直にかかりました。

もう、これ一台でいいんじゃないの?と感じるサウンドです。

サウンドの幅の広さ

IR-2に付いている3バンドEQ、これがまたいいです。

効きが非常に良くて、チャンネルを変えなくても色々なサウンドを生み出すことができます。

直感的な方、大好きではないでしょうか。

また、IR-2はSEND/RETURN 端子を搭載しています。

今回は直列で試奏しましたが、DM-2WとCE-2Wをそちらに接続すれば、より良い効果を得られることが期待されます。

アンプとヘッドホンとの音の差が少ない

これ、大きなアンプを持っていないギタリストの永遠の悩みだと思います。

「自宅で作った音とスタジオで出した音が違う」問題。

今回、アンプとモニターヘッドホンで比較検証しましたが、これは使えるレベルまで来た、と感じさせれらました。

これ、ギタリストにとって割と革命的な機材になるかもしれません。

終わりに

皆さん、いかがでしたでしょうか。

素のままで弾いて好印象だったのに、専用アプリ IR-2 IR Loader (Windows/macOS)を用いれば、自身で用意したキャビネット IR の取り込みも行える、と考えると、これだけでもライブに臨めるんじゃないか、と感じます。

怒涛のリリースラッシュだったBOSS 2023年末の最終兵器(だと思います!)、皆さんも是非島村楽器店頭にてお試しくださいませ!

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