皆様こんにちは!石田でございます!
少し前に企画していた商品が続々入荷しており毎週のように逸品入魂を投稿しておりますが、いずれも好反応をいただいていて嬉しい限りです。
どの商品も他にはない唯一無二の魅力を持たせ、数量限定で作っていますので気になった楽器はお早めにチェックいただけたらと思います。
今回はたまにふと企画したくなる「わたくし石田が欲しいギター」シリーズ。
「既存のギターの●●は気に入っているけど××がこうなったらなぁ」という個人的な要望をかなえました。
Young Guitar誌で育った石田は生粋のメタラーでFlyng VタイプやDinkyシェイプ、RGタイプの他にはレスポールタイプが好きなんですが、
- 分厚く重い
- ハイポジションが弾きにくい
ここがネックになるシーンが度々あります。
これらを解消しつつ、ついでに他の魅力も盛り込んだコダワリの1本をお届けします。
SCHECTER L-LP-24-CTM/R Cadillac Green
今回もシェクターさんに無茶を聞いてもらいました。
通常は作っていないレスポールシェイプ、なおかつ普通のレスポールとは違う要素をふんだんに盛り込んでいます。
せっかくなので色もこだわって、Gretsch(グレッチ)などのメーカーで見かけられる「キャデラックグリーン」という深めのメタリックグリーンを採用しています。
薄く仕上げたボディ
通常、レスポールタイプのボディ厚は60mm前後ありますが、こちらのモデルはメイプルトップ15㎜、マホガニーバック35mmの計50mmとかなり薄く仕上げました。
「10mm弱」数字にすると大したことはありませんが、実際に抱えてみると違いを感じていただけると思います。
写真では分かりませんが外周のサイズも約97%くらいに縮小しているため、かなり取り回しが良好です。
24フレット仕様
ミディアムスケールながら24フレット仕様を採用。
音域が広がるだけでなくハイポジションのアクセス性も上がるため、通常のレスポールではできないようなソロワークも可能です。
ジャンボフレットなのでチョーキングなども容易です。
非常に滑らかなネックジョイント
シェクターでもモダンなシリーズに採用されている「ウルトラアクセス」セットネックを採用。
まるでスルーネックのように滑らかなハイポジションの演奏性が得られます。
ネック材はあえてメイプルを使用しており、ジョイント強度も確保しながらサウンドもクリアに仕上がっています。
Seymour Duncanピックアップ搭載
サウンドの要であるピックアップは定評のあるダンカンを採用。
フロントはいつもの出力おさえめでクリアサウンドが魅力なJazz(SH-2n)ですがボディを薄く軽量にした分、低音の迫力が減ってしまいそうな気がしたのでリアはあえて出力が大きく存在感の強いDistortion(SH-6b)をチョイスしました。
ダブルホワイトボビンにしたことでルックスのアクセントにもなっています。
各ピックアップは独立してコイルタップ可能なのでサウンドバリエーションも豊富です。
サイドポジションは蓄光タイプ
ちょっとしたこだわりで、サイドポジションは蓄光のLuminlayを採用。
ライブでの視認性はばっちりです。
Gotoh製ハードウェア
ペグ・ブリッジ・テイルピースは信頼の日本製です。
Rulerシリーズのヘッドを採用
シェクターのフルアコ/セミアコモデルであるルーラーの少し大きめなヘッドを採用。
ルックスのアクセントとして選択しましたが、コンパクトなボディと細めのネックに大き目のヘッドを採用したことでサウンドもまとまったように感じます。
サウンドインプレッション
小ぶりで取り回しのしやすさからもライブでガンガン使っていただきたいのですが、その時に重要になる音の存在感がバッチリ演出できたように思います。
DuncanのDistortionピックアップは低音がかなり強いので普通のギターに載せると不明瞭なサウンドになりがちですが、コンパクトに仕上げた本モデルと丁度良くマッチし、歪みの乗り方やコシの太さがしっかり出せました。
両方のピックアップをコイルタップしたミックスポジションもグラッシーなクリーン/クランチが出せるので思った以上にジャンルを問わず活躍しそうです。
商品情報
メーカー | SCHECTER |
型名 | L-LP-24-CTM/R Cadillac Green |
販売価格 | (税込) ¥168,000 (税抜 ¥152,727) |
JANコード | 4518533039252 |

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。