皆様こんにちは!石田でございます!
年末年始から世間は空前のエレキギターブーム!
毎日大量のギターが入荷しては旅立っていく慌ただしい日々を過ごしております。
現在流行の路線とは違いますが、こだわりの逸品を紹介していきますので引き続きお付き合いください。
今回ご紹介するのは80~90年代を象徴するようなスペックのメタルギター。
私自身重度のメタラーで、シンコーミュージックのYoung Guitar誌が長らくバイブルでした。
誌面に載っているバンドばかり観たり聴いたりしていたので、ストラトやテレキャスターが一般的なモデルだというのを楽器店に入社するまで知らなかったくらいです。
(当時はIbanezやJackson、ESPなどを使用しているアーティストがほとんどでした...)
ちなみに私のメインギターはJackson RR Dan SpitzモデルとIbanez RGT、ESP/LTD FXで、チューニングによって使い分けていました。
典型的なメタルギターに求められるスペックは以下の3つだと思います。
- ロック式トレモロ搭載
- 2ハムバッカーレイアウト
- 24フレット以上
今回はこちらのスペックを押さえつつ、より扱いやすく柔軟に対応できるモデルを信頼と実績のあるシェクターとタッグを組み、企画しました。
SCHECTER L-NV-3-24-AL-2H/R
SCHECTER JAPANの中でも屈指の人気を誇るNV(Nevada)をもとに、アレンジを加える事でオリジナルとは全く違うギターに。
先に挙げた3つのポイントは押さえつつ、シェクターらしい要素を加え、メタル以外のジャンルでも活躍する1本に仕上がりました。
SCHECTERオリジナルロッキングトレモロ
確かな安定性とスタイリッシュなルックスが特徴のオリジナルモデル。
ブラックカラーは標準搭載されているモデルが市販されていないのでなかなか見た事が無いのではないでしょうか?
このモデルの最大の利点はトレモロアームの使い心地が調整できる事。
ネジ式の差し込みなのでアームの高さはそこで微調整、横ネジでトルクの調整ができるためブラブラにしたり一定の位置で固定したり。
こだわりのある方ほど恩恵を感じられると思います。
Seymour Duncan製ピックアップ
メタルで人気のピックアップといえばEMGやDiMarzioなどもありますが、当時JacksonのUSAモデルなどに標準搭載されていたダンカン製モデル’59(SH-1n)とJB(TB-4)を採用しました。
滑らかなソロサウンドを実現するフロントピックアップと中音域豊かで存在感あるリフを生み出すリアピックアップの組み合わせで、アンプやエフェクターでの音作りもしやすいと思います。
H-Hレイアウトなので激しいピッキング時にセンターが邪魔になったりもしません。
ステンレスジャンボフレット
往年の名器からはすこしアレンジしているのがフレット。
ジャンボサイズかつメンテナンスフリーなステンレス素材を採用しました。
チョーキングやタッピングなどのフレーズがより演奏しやすくなっています。
シェクターならではのコントロール
マスターボリューム、マスタートーン、3Wayレバースイッチに加え、
- ミニスイッチによるコイルスプリット
- トーンノブPullによるスプリットコントロール
シェクターではほとんどのギターに搭載されているこちらの要素をもちろん本器も搭載。
重厚なメタルサウンドだけではなく、軽快なシングルピックアップ風サウンドやローを絞ったカリカリのクランチなど様々なサウンドメイクが可能です。
漆黒のルックス
ボディはもちろん、ヘッドストックもグロスブラックで。
なんだかんだやはりメタルと言ったらブラックのギター!
お好みでコントロールノブなどをゴールドやレッドなどにしてワンポイント添えてもいいかもしれません。
サウンドインプレッション
独特の中音域豊かながらも刻むとガリガリとした高域が出てくる感じが「コレコレ!」といったところ。
MarshallにDS-1の2個掛けや、RATを繋いで弾きたい感じです。
24フレットまでのイージーアクセスやアームの操作性のバランスは流石シェクター。ストレスなく演奏が可能です。
’59とJBの組み合わせなのでクリーンも問題なく使えますが、コイルスプリットしてミックスポジションにしたときの鈴鳴り感はぜひお試しいただきたいところです。
ブレイク後のアルペジオパートなどにも映える事間違いなし。
商品情報
メーカー | SCHECTER |
型名 | L-NV-3-24-AL-2H/R |
販売価格 | (税込) ¥178,000 (税抜 ¥161,819) |
JANコード | 4518533039276 |

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。