皆様こんにちは!石田でございます!
日ごろメーカーや代理店と商品企画の相談をしていると面白い商品のご紹介をいただけることもしばしば。
今回は番外編として少し変わりダネをご紹介いたします。
ミルクプロテインピック
まず名前のインパクトが強いですね(笑)
こちらのピックは「ミルクプロテイン・ガラリス・ガゼイン樹脂」という、その名の通り乳素材由来のタンパク質でできた樹脂を使用して製作されています。
爪やべっ甲に近い素材で、従来の分厚いピックの主流だったアクリルやエポキシなどとは違い、吸い付くような手触りが特徴です。
実はこの素材の歴史は長く、開発から100年以上が経過しています。
今までにもピックの素材として使用されることはありましたがマンドリン用の薄くて小さなものだったり、逆にジプシージャズで使われるような石のような塊形状のものが多かったため、あまり認知が付いていなかったのだと思います。
様々なジャンルで扱いやすいJAZZタイプ形状
この商品をご紹介いただいた代理店「ロッコーマン」の営業担当の方のリクエストでJAZZタイプ形状で製作されました。
程よい大きさがあるので単音弾きからストロークまでジャンル問わず扱いやすいです。
削れにくい
耐摩耗性に優れたミルクプロテインの特性により、かなり長く使用できます。
一日2~3時間、数日使うと通常のピックではかなり摩耗が目立ちますが、こちらのピックも同様に試してみたところ、あまり摩耗した様子はありませんでした。
滑らかに仕上げられたエッジ
順アングルで弦をアタックした際にちょうど弦に対して平行になるような角度でエッジ加工がされています。
並行アングルでピッキングした際の当たり方もサウンドが変化するので面白いです。
厚みによる独特のサウンド
厚みと質量がある特性上、軽くピッキングしてもコシのあるサウンドが出しやすいです。
もちろん強め・速めのピッキングではより強い音が出せますし、ピッキングのスピードやピックを当てる深さでダイナミクスの変化を付けることができるので表現力がアップします。
また、従来よりもピッキングにかけるエネルギーを減らせるので、ライブなど長時間の演奏の負担も軽減できます。
新たな弾き心地をお試しください
今までにも様々な分厚い系ピックは試してきましたが、これはそのいずれとも違う「新感覚」の弾き心地です。
最初こそ力の入れ方が分からず戸惑いますが、コツが分かるとサウンドの出し分けや力を抜いたピッキングができるようになるので演奏の幅が広がります。
プロギタリストの方にもお試しいただいてますが「今までのやつと違うね!」と好感触でした。
新たなサウンドメイクの手法としてぜひ取り入れてみてくださいね。
商品情報
ミルクプロテインピック ノーマル(厚さ2.5mm×長さ26mm)
ホワイト(JAN:4580229464457)
ナチュラル(JAN:4580229464464)
ミックス(JAN:4580229464402)
ブロンズ(JAN:4580229464426)
ゴールド(JAN:4580229464419)
グリーン(JAN:4580229464433)
ピンク(JAN:4580229464440)
ミルクプロテインピック ラージ(厚さ3.0mm×長さ28mm)
ホワイト(JAN:4580229464525)
ナチュラル(JAN:4580229464532)
ミックス(JAN:4580229464471)
ブロンズ(JAN:4580229464495)
ゴールド(JAN:4580229464488)
グリーン(JAN:4580229464501)
ピンク(JAN:4580229464518)
メーカー | ミルクプロテインピック |
型名 | ミルクプロテインピック ノーマル]]ミルクプロテインピック ラージ |
販売価格 | (税込) ¥2,970 (税抜 ¥2,700) |
取扱店舗
2022年11月時点での取り扱い店舗は以下の通り。
ぜひお近くの店舗にてチェックしてみて下さい。

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。