ギタラバ(GUITAR LOVERS SHOW)とは?
抽選申込から島村楽器全店で試奏/購入ができるギターの催事です。
柏店は、Across the Ages -Vintage to Modern-と題して、
伝統のヴィンテージスタイルとモダンハイエンド系、
それぞれの魅力を体感する事で、ご自身のスタイルにあった1本との出会えるをコンセプトに、
店長の金沢がセレクトした、一生モノの魅力的な楽器を多数展示致します!
是非、会場にお越し下さいませ!
秀逸の個性派ビルダー ジーン・ベイカー「b3」Built By Baker
Gibson / Fender 両カスタムショップ、そして最近では D’Angelico のカスタムショップを主宰するなど多彩なギターメークキャリアを誇るジーン・ベイカー。
特にフェンダー在籍時にはロベン・フォードとのコラボレーションで生まれたロベン・フォード・モデルや、ショウマスターの開発でその名は良く知られています。そのジーン・ベイカーが、プレイヤーの欲する最高のギターを生み出すためのブランド、それが b3 Guitars です。
ユニークなコンセプトを持つ各モデルは全てカスタムビルドとなっており、パーツの種類や構成、トップ材など、貴方の為の究極の 1 本が作り上げられます。
b3 USA
柏店は、数少ないb3USAの正規ディーラーです。
今回は、ギタラバに特別なモデルを展示致します!
backerと言えば、やはりロベンフォードですね!
そして最近では、有賀教平さんの使用でも話題ですね!
有賀さんとご一緒に試奏し選定した特にスペシャルな個体を当日は展示致します!是非会場で体感してください!
b3 USAについて店長の金沢より
baker氏の製作したギターに触れる機会は極端に少なく、実機と巡り合えサウンドを体感した事のある方はどれくらいいらっしゃるかは、分かりませんが恐らくごくわずかな限られた方では無いかと思います。
そのような激レアなブランドであるがゆえに全貌はベールに包まれており、生きた情報の発信も極端に少なく、気になっているものの実態がつかめないといった所では無いでしょうか?
多くの皆様が認識されている情報は、ロベンフォードが使用していたギターや、Gibsonとfenderでマスタービルダーを経験していたと言う2点位では無いかと思います。あとは、増崎さんが以前使っていたギターと言う印象かと思います。
私も実際に手に取って鳴らす前は、そのような認識でした。Gibsonの良い意味でルーズな雰囲気のサウンドをfenderに近いプレイアビリティーでと言うbaker氏のキャリアから容易に想像できるギターをイメージしておりました。
その先入観は、生音を鳴らした瞬間から良い意味で大きく裏切られました。「すごく洗練されていて美しい」これが私の第一印象です。西海岸的な雰囲気をイメージしておりましたが、むしろ東海岸のSadowskyの立ち位置にとても近いと感じました。とにかくピッチが良く、以前のbaker時代には搭載していたバズフェイトンは非搭載ですが、バズフェイトンの感覚に近い和音が心地良いピッチの感じをノーバズで持っています。この部分は現在のb3の精度の高さを象徴するポイントであり魅力です。
いつまでもクリーントーンでコードを弾き続けたくなる楽器に仕上がっています。このように感じるギターは本当に良いギターだと思います。複雑なボイシングでもシンプルなオープンコードでも、アルペジオでもカッティングでも本当に気持ち良く、弦楽器の良さ、コード楽器の魅力を再確認する事が出来ました。低音弦も暴れずに心地良いしまりがあり、ボリュームをしぼってもハイが消えていかずに抜けて行きます。
コイルタップも音量の過度な低下が見られずにキャラクターの変化として積極的に使用していける絶妙なバランスになります。クリーンで最高のサウンドを出す楽器の特徴として、歪ませた際につまらない印象になってしまったり、歪ませて気持ち良い帯域とズレてしまう楽器もございますが、b3は全く心配無用でした。むしろドライブさせた際のサウンドも未体験な鳴り方で驚きました。例えるとしたら歪に対して原音がブレンドされたような印象に近く、芯があり分離感がありながら、帯域はエレキギターの気持ち良さである絶妙な帯域のMIDが豊かで、GAINを上げなくてもドライブ感とジューシーさを感じる事が出来ます。
そしてロベンスタイルのブルースをプレイすると、切れ味とブルージーさを表現する事が出来ます。死角の無い仕上がりは、甘く見ていたと言わざるをえません。つい語り過ぎてしまいましたが、ハイレベルなセットネックのギターをお探しの方には是非柏店のブースで体験して頂きたいブランドです。
ギターアドバイザー:店長 金沢(カナザワ)紹介
音楽学校メーザーハウスでギター演奏と音楽理論、アレンジを学ぶ。卒業後は2002年頃より、ギタリストとしてプロ活動をスタート。スタジオ、アーティストサポート、楽曲提供、講師、デモンストレータ―を経験した後に、10代より縁があった島村楽器に入社。現場経験を生かした機材選びや、サウンドメイク、演奏のレクチャーを得意としています。アンプ直で良い音を出す方法から、コンパクトエフェクターのボード組み込み、デジタルエフェクターを駆使したMIDI制御の大型ラックシステムの構築まで、ギターサウンドの事は何でもお気軽にご相談ください。基本的にはコンポートネント系のストラトキャスターが好きで多数愛用しています。皆さんお気軽に声をかけてくださいね。
お披露目は配信イベントにて!
展示ブランドの一部は2022年10月16日(日)19:00よりスタートのギタラバ特別配信にてお披露目予定です!
特別ゲストも交えて細部のご紹介はもちろん、サウンドチェックもしていきますので是非お楽しみに!