
皆様こんにちは。ギター愛で溢れて過ぎてうるさいとスタッフに日頃言われているエレキギター担当の塙(はなわ)です。今回はギタリストなら、一度は耳にした事のある「MOMOSE」を製作する飛鳥工場に言って来ましたのでその魅力をお伝え致します。もちろん!今回のギタラバの為にオーダーに行って来ましたのでその内容はお楽しみに!
長野県の塩尻まで至高のギターをオーダーへ
名古屋から約2時間かかり、飛鳥工場のある塩尻駅に到着しました。
名古屋から塩尻駅までは岐阜の山の中を通り、非常に自然豊かです!
名古屋から塩尻駅までは岐阜の山の中を通り、非常に自然豊かです!

駅前はこんな感じです。非常に空気も良くずっといたくなりました。
湿度なども高くなくギターの工場があるのも納得です。
湿度なども高くなくギターの工場があるのも納得です。

工場に行く前に長野といったらやっぱり蕎麦!という事で工場に行く前に腹ごしらえして来ました!
山菜の天ぷらもおいしかったです!
山菜の天ぷらもおいしかったです!

そんなこんなで、ディバイザーの飛鳥工場に到着しました。こちらは、事務所で大きく3つ建物があります。木工や塗装などを行うメインの建物、リペアなどを行う建物とこの事務所です。
こちらには、製作された商品のショールームやオーダー用のスペシャルな木材などが置かれています。
こちらには、製作された商品のショールームやオーダー用のスペシャルな木材などが置かれています。

先に工場の紹介です。こちらは、木工加工を行う場所です。
一番奥が大きく木材を荒加工する場所で、ボディー加工、ネックと順になっています。
一番奥が大きく木材を荒加工する場所で、ボディー加工、ネックと順になっています。

大きく荒加工されたボディー材が並びます。ここから成型されていきます。
いろいろな形があって面白いですね。右側は加工前のネック材です。
いろいろな形があって面白いですね。右側は加工前のネック材です。

ちなみにこちらは、たまたま珍しい木材があったので、、、
この木なんだと思いますか?なんと「神代サクラ」だそうです!神代というと1000年前の木材という事になります。すごいでよね!
この木なんだと思いますか?なんと「神代サクラ」だそうです!神代というと1000年前の木材という事になります。すごいでよね!

ボディーのザグリ加工の様子です。ずれないように治具で固定しボール盤にて加工されていきます。

この機会はボディーやネックを成型するのに必要なベルトサンダー。高速でヤスリが回転して木材を削ってくれます。画像奥では木材成型を細かく行っています。ハンドメイドですね、、、

トラスロッドの仕込みが終わり、指板材を貼ったネック材です。ここからどんどん仕上げられていきます。

ネックのグリップを仕上げているところです。削っては確かめ丁寧に成型されていきます。

ネックやボディーなど次の工程に移る前の木材たちです。なかなかこの姿では見る事は出来ないでしょうか?

中に入る事が出来なかった為、少々画像が悪いですが「狂い出し」する為に寝かせている物です。
「狂い出し」とは、製作過程で木材に生じる不具合をわざと寝かせて出し、修正しながら製作する製法の事をいいます。MOMOSEの強いネックの秘密の一つです。

指板材やブックマッチ前の木材たちです、、、いくらでもいれますねここは、、、
何枚か手に取って見ましたがどれもいい物ばかりでした。
何枚か手に取って見ましたがどれもいい物ばかりでした。

今度は変わって塗装を担当するエリアです。様々な事情からここまでしか入る事が出来なかったので多くはご紹介できませんがMOMOSEの様々なカラーはここで生まれています。

こちらは、木工から塗装が完了し最終的な組み立て・セットアップのエリアになります。ここで、アッセンブリーが組まれたり調整が行われています。

ナット溝を加工しているところです。職人の技のみせどころですね!
ナット溝の精度によってローフレットの弾き心地がかなり変わります。MOMOSEの弾きやすさの一つです!
ナット溝の精度によってローフレットの弾き心地がかなり変わります。MOMOSEの弾きやすさの一つです!
ここからはお待ちかね!木材です!!
工場からでると、工場の横に天然乾燥されている大型の木材が沢山ありました。ディバイザーは変わった木材が沢山ありますので何の木材か本当にきになりますよね!
特に上の方の紫色の木材、皆様なんだかわかりますか?
特に上の方の紫色の木材、皆様なんだかわかりますか?

こちらは、最初にご紹介したオーダー用の木材の山!!すべて極上品の木材ばかりでよだれが出ます、、、
MOMOSEらしい和材も沢山ありました!いやーこれは本当にお見せしたいですね!
MOMOSEらしい和材も沢山ありました!いやーこれは本当にお見せしたいですね!

こんな、ギターの形に全然なっていない木材も沢山あります!これは「屋久杉」です、、、いくらするんだろうって感じです。なんと長さは3mくらいありました。

まだまだ、和材を中心に沢山あります!この状態では中々見る事はないのでないでしょうか?木材の状態だけでも芸術品のようですね!

これは、MOMOSEといったらお馴染みの材である「桜」です。白木の状態でもうっすらピンク色をしています。波状にうっすらでた杢目が綺麗ですね!

これは「神代タモ」です。神代というと神が宿る木と言われており、1000年以上前の木と言われています。そんな木材どこにあるのと不思議に思う方もいると思うので説明しますと、土の中に埋まっており採掘された木材になります。工場の説明の時にも触れた桜も同じように出土した物です!希少な木材です!
**次回はオーダーコンセプト編!どんな木材を選んだのか!

見出しと写真が違いますが、、、どうしてもお見せしたかったので!!帰りに食べた名物の「山賊焼き」です。次回は、どんな楽器をオーダーをして来たのかコンセプトなどを発表!詳細をお話しします。私の書いたHPを読んで下さる方はギタラバな方だと思いますので楽しみにお待ち下さい!