ギターマニア石田純一の逸品入魂~気ままに想いを綴ります~Vol.6では、過去に町田店のシマブロにて掲載していた“【オリジナルモデル第四弾】SCHECTER×島村楽器コラボモデル完成!”を改めてお送りいたします。
ご紹介する商品は既に販売済みの場合がございます。
予めご了承くださいませ。
お客様からのご要望、スタッフの意見を取り入れハイクオリティなオリジナルモデルが完成しました!
1970年代にリペアショップからスタートし、大手ブランドにボディやネック、パーツ類の供給でその地位を確立、今では世界的に主要なギターブランドの一つとなったSCHECTER GUITAR RESEARCH。
ミーナ町田店でも最上位の人気を誇るブランドです。
今回は国産ラインナップの中から、現在は生産完了になっているNシリーズをアレンジし、魅力的なモデルをプロデュース致しました。
伝統的なスタイルを継承しながらも使い易さとコストパフォーマンスにこだわった逸品です。
従来製品とのおおまかな違い
Nシリーズはダンカンピックアップやゴトー製ロックペグなどを使用し、国産ラインナップの中でもハイグレードなスペックを誇っていました。
今回企画したL-STでは、国産オリジナルパーツを使用することで、クオリティは落とさずハイコストパフォーマンスを実現、さらにルックスにもこだわりました。
アッシュの導管を活かしたTintフィニッシュ
フラットな音響特性で、ジャンルを問わずに活躍するアッシュ材をボディに採用。
その特徴的な杢目を活かすために、導管を埋めずに着色するTintフィニッシュを採用しました。
木そのものの手触りやマットな質感が魅力的な仕上がりです。
小ぶりなディンキータイプ
一般的なストラトタイプよりも一回り小さく、シャープなイメージのディンキーシェイプを採用しています。
見た目のスマートさはもちろん、取り回しもしやすく、日本人の体格に合っていると思います。
国産オリジナルピックアップ搭載
SCHECTER JAPANのSD/NV、BHシリーズなどで採用され、高評価を得ているオリジナルのシングル:Monster Tone J、ハム:Super Rock Jピックアップを搭載。
非常に高出力なモデルで、RockやMetalなどでも活躍するほか、
ノブを引っ張ることで動作するコイルタップ機能により、全体の出力を下げることが出来るため、一般的なストラトタイプの様なサウンドも出力可能。
ジャンルを問わずにマッチします。
さらにコントロールはVolume、Hi Cut、Low CutなのでHi Cutした甘いサウンドからLow Cutしてシャキシャキしたテレキャス・ジャズマスターの様なサウンドまで変幻自在です。
オリジナルの国産ペグ&ブリッジ
各弦ごとに高さ調整されたペグや質量の大きいサドルを採用した6点止めブリッジを搭載。
弦振動のロスを減らし、”鳴り”に貢献します。
アングル式のプレートジョイント
斜めに取り付けられたネックジョイントによりハイポジションの厚みを減らし、演奏性を向上。
ギターソロなどの演奏性を確保しています。
ホイール式のネックアジャスト
ビンテージタイプのネックは、ネックを外さないと反りの調整が出来ません。
かといってヘッド側にトラスロッドをつけようとすると、ナットの下に空洞が出来るためサウンドに影響します。
今回採用しているホイール型のトラスロッドアジャストは、サウンドは極力変えずに調整を容易にしています。
ちょっと小噺【ストラップピンについて】
良く聞かれる話なので・・・。
シェクターはコンポーネントブランドなのでスタジオミュージシャンなどに古くから愛用されています。
スタジオからライブハウス、バーなど渡り歩くスタジオミュージシャンですが、場所によってはギタースタンドの用意が無かったりします。
かといって持ち歩きたくはない・・・。そんな時にストラップピンが2つついていることでアンプや壁に立てかけても安定してくれます。
いまではほとんどのモデルに採用されているストラップピンの追加ですが発端はそんな理由だったようです(諸説ありますが)。
コストパフォーマンスにこだわったオススメモデル!
国産ながら手に取りやすい価格と豊富なサウンドバリエーション、汎用性の高さで様々な方におススメできます。
- 長く使える弾きやすいギターが欲しい
- 2本目なので安定したクオリティの物を持ちたい
- 久しぶりに始めるので、せっかくならいろんなジャンルに使えて弾きやすいものが良い
などなど。
ぜひ一度お試しください。

石田 純一プロフィール
ギター演奏はそこそこに機材いじり(改造、音作り)をメインに楽しむ学生時代を送り、機材好きが高じて、「いつの間にか楽器店の店員になっていた」インドア派。
入社後はPRS(Paul Reed Smith)現地工場でのPrivate Stockオーダーをはじめ、自身の経験を活かし、多彩なブランド・ジャンルでの楽器開発も手がけています。