フランジャーの起源である“スルーゼロフランジャー”。それをコンパクトペダルという領域の中で可能な限り再現したペダルがZero Pointです。(ルックスのかっこよさだけではなさそうです!!)
Zero Point
メーカー希望小売価格:オープンプライス
販売価格:¥31,680(税込)
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スルーゼロフランジャー(Thru Zero Flanger)とは、オープンリールテープとそのコピーを同時に再生した際、2つのテープの再生速度のずれにより、あるポイント(ゼロポイント)で位相がキャンセルされることにより起こるエフェクトです。再生中のオープンリールテープの縁(フランジ)を触れることによって、その摩擦で再生速度を微細に変えることができることからフランジャーという名前が付いたと言われています。
Zero Pointは、かつてスタジオでオープンリールテープを触って起こしていた操作に最も近づいたフランジャーペダル。本来のスルーゼロフランジャー同様、Zero Pointは“リアルタイムエフェクト”です。多くのモジュレーションエフェクトとは決定的に違います。そこにはLFOも、設定どおりのアップダウンスウィープもありません。80年代に使い古されてしまった“フランジャーエフェクト”とは全く違います。
だからこそ、Zero Pointにノブやトグルスイッチは必要ありません。両手で楽器をプレイしながら操作できるコンパクトペダルとして進化していますが、当時のスルーゼロフランジャー同様、テープの縁を押す、それが唯一のコントロールとなるのです。
コントロール
- ON/OFFスイッチ(機械式フットスイッチ):エフェクトのON/OFFを切替えます。
- Flange Pushスイッチ(モメンタリースイッチ):フランジャーのスウィープを動かします。フットスイッチを踏むと、フランジエフェクトのスウィープが昇りはじめます。フットスイッチを離せば、スウィープが下降します。
- Gainトリムポット:Zero Pointの全体のゲインを微調整します。
クイックスタート
Zero Pointをエフェクトチェーンの最後に設置し、特に歪みエフェクトと併せて使用すると効果的。ONにするとオープンリールテープを使用してレコーディングをしたような独特のコンプレッションと倍音成分、オープンテープデッキのモーターのゆらぎのような薄いモジュレーションがかかります。さらにFlange Pushスイッチでフランジャーをかけることができます。
Zero Pointのフランジャーは全帯域を薄くスウィープするもので、Flange Pushスイッチを踏む度に違った表情を見せます。
スペシフィケーション
- インプットインピーダンス:200K
- 電源:9~18V センターマイナスDCアダプタ
- 消費電流:65mA