エフェクターだけでなく、様々なスイッチャ―をラインナップに持つOne Controlより新たなスイッチャ―が発表されました。
今回のモデルは、超軽量、超小型を実現した3ループプログラマブルスイッチャーです。
Salamandra Tail Loop
メーカー希望小売価格:¥38,500(税込)
販売価格:¥32,780(税込)
JAN:4560440838954
6月下旬発売予定
Salamandra Tail Loopは、400gという通常のコンパクトエフェクター1台分相当の重量で、超軽量、超小型を実現した3ループプログラマブルスイッチャーです。
エフェクトボードの中でどうしても場所をとってしまうスイッチャ―ですが、Salamandra Tail Loopだと機能的に使うことができますね。
Salamandra Tail Loopは、自由なルーティングを設定できる3つのエフェクトループ、自在にON/OFFを設定できるBJF Buffer、これらを16までプリセット出来、さらにチューナーアウト、独立したミュートスイッチまで搭載しています。
少数のエフェクターだけを使用するエフェクターボード全体の制御はもちろん、一部の空間系や歪み系、アンプのエフェクトループの中など、楽曲により接続順を切り替えたい部分のエフェクトの制御を行えます。
これだけの機能を持ちながら、4つのフットスイッチと大きく明るいセグメントディスプレイによりシンプルで高い操作性を実現。ボード内でも場所をとらず、持ち運びも苦にならない、それでいて操作性を大幅に向上させるプログラマブルスイッチャーです。
ルーティングの自在なコントロール
Salamandra Tail Loopは、3つのエフェクトループのルーティングを自在に入れ替えることが出来ます。
通常、コンパクトエフェクターをそのまま接続すると1-2-3という順でシグナルが通りますが、Salamandra Tail Loopを使えば、2-1-3、3-2-1などのように、好きな順でエフェクターの接続を変更できます。
エフェクター接続順のセッティングは簡単で、その接続順はそのままディスプレイに表示され、一目で現在の接続順を確認することができます。
ルーティング切替えの効果
エフェクターは、接続順によりその効果、音色を大きく変えます。
例えば歪み系とブースターペダルは、どちらを前に接続するかによってブースターの効果をヴォリュームブースト/ゲインブーストで切替えることができます。
残響系エフェクトとして知られ、通常は後段に接続して空間的な広がりを作るディレイペダルを最前段に接続すれば、プレイングを補佐するトリッキーなエフェクトになります。さらにワウペダルとファズペダルの接続順を変えれば、どちらの効果をより強調するかを選択できます。このように、様々なエフェクトはその組み合わせ、接続順を切替えることにより、今まで考えていなかったような新しい効果を作ることが可能となります。
16種類のプリセット
3つのエフェクトループを自由な接続順でルーティングを切替えて選択すると、その組み合わせは16種類(オールバイパスセッティングを含む)となります。一方でコンパクトな筐体ではどうしても操作性が制限されるため、選択できるプリセットは少ない方が高い操作性を発揮できます。
Salamandra Tail Loopは、16種類までのプリセットを保存することができます。
シンプルな操作でプリセットを選択
Salamandra Tail Loopは、本体に16のプリセットを保存することができます。
プリセットは、2プログラム×4バンク×2レーンの3階層で保存されており、少ないフットスイッチ操作でプログラムを呼び出すことができます。
全てのプリセットを片足だけの操作で呼び出しができ、また操作時に他のフットスイッチを跨ぐようなこともないため操作ミスの可能性を最小限に抑えています。
そして、プリセットの選択に使用しなくなった4つ目のフットスイッチは完全に独立したミュート/チューナーアウトスイッチとなっています。
即座にバイパス可能
Salamandra Tail Loopは、必要最低限の16プログラムプリセットを保存できます。1つのバンクには2つまでのプリセットとしているため、オールバイパスのためのプログラムをいくつも設定すると、プログラム数を圧迫してしまいます。
Salamandra Tail Loopでは、選択中のプログラムのフットスイッチを踏むことで、即座にバイパスモードに移行します。これとは別にオールバイパスプログラムの設定も可能なため、必要な操作に合わせて柔軟に操作性を設定できます。
自在なバッファ設定
Salamandra Tail Loopには、インプット部にBJF Bufferを搭載しています。
Salamandra Tail Loopでは、プログラムごとに4種類のバッファー設定が可能です。
1.プログラム選択中:ON / バイパス中:OFF
2.プログラム選択中:ON / バイパス中:ON
3.プログラム選択中:OFF / バイパス中:ON
4.プログラム選択中:OFF / バイパス中:OFF
ロック(Lock)スイッチ
せっかく設定したプリセット、演奏中に誤ってボタンを踏んでプリセットが変わってしまうことのないように、プリセットをロックするスライドスイッチを搭載しています。
想定外の事態にも対応
Salamandra Tail Loopは、スタンダードなセンターマイナス、2.1mmバレルタイプのDC9Vアダプターで駆動します。
また、万が一、演奏中にアダプターが抜け、電源供給が停止してしまっても、音がミュートされることはありません。電源供給が停止すると、自動的にトゥルーバイパスとなり、音を途切れさせること無く演奏を続けることができます。
またまた、すごいスイッチャ―の登場ですね。
自身のサウンドを追究し、本格的なエフェクトボードを構築した結果、非常に巨大なシステムになってしまった・・・そんな経験を持つギタリストも多いはず。かくいうギタセレ担当も経験あります。
こういうスイッチャ―があると、簡易的なサブボード構築にも役立ちそうですね。
スタジオ練習時に、移動時の荷物を軽くしたい時に等、活躍が見込める逸品です。
電源:DC9V
サイズ:110(W) x 115(D) x 60(H) mm(突起含む)
重量:約400g